映画を観た感想「碁盤切り」

観る価値あり

まず、丁半博打がせいぜいな当時の庶民に
碁の会所があちこちに広く有り、賭け一局
が広く行われていた、との大嘘!の設定が
納得できないけど、ここをクリアすると
あとはとても上手く出来てる映画

残念なのはタイトル、一番盛り上がる所の
ネタばれはアカンでしょ、元の柳田格之進
と付ければ、どこかからか横槍が入りそう
だし、他にええのはないもんかいな〜

一番の功績は脚本、ただの負仇討ち噺に
収まらず、悪人が口から出まかせで言った
言葉にも一片の真理を見出し、その道を
歩もうとする主人公には感服させられる

役者さんは、国村隼人を始め皆ハマるが
主役の台詞廻しの弱さには、、「切腹」の
仲代達矢のを脳内再生で吹き替えてたわ

良い所、小泉今日子のお庚が抜け女郎を
折檻する指示を出す、これでドラマ深まる

悪い所、冒頭からの伴奏音楽、浮いてる
あれだけぴったりの良い景色でロケして
肝心の殺陣のバックの、ふやけた富士山
桜まみれの吉原共に、海外市場意狙いすぎ