文学と伝統芸能
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
伝統芸能を舞台にした文学作品を紹介しようではありませんか。
皆さんの豊富な知識を披露してくんなましーえーと、あっしは歌舞伎のしか持ってないんだけど
「きのね」宮尾登美子:11代目團十郎夫人がモデル
「芝居茶屋弁之助」南原幹雄:江戸時代の芝居茶屋が舞台のミステリー?
「花櫓」皆川博子:10代目中村勘三郎の頃の芝居小屋が舞台
「15世羽左衛門」竹田真砂子:そのまんま
落語関係もたくさんありそうですよね。どうぞご紹介ください。皆川博子「花闇」「花櫓」
宮尾登美子「きのね」
・・定番2さんと一部かぶったなぁ。
千谷道雄「秀十郎夜話」
池波正太郎「又五郎の春秋」
松井今朝子「仲蔵狂乱」
・・・やはり定番か・・。とりあえず入手可能な、落語関係の主だったもの
<落語家が主役の小説>
「ファイティング寿限無」 立川談四楼
「石油ポンプの女」 立川談四楼
「どうせ曲がった人生さ」 立川談四楼
「シャレのち曇り」 立川談四楼
「粗忽拳銃」 竹内 真
<実在の落語家の評伝>
「江戸前の男 柳朝一代記」 吉川潮
「志ん生一代」 結城昌治
「笑いの狩人 江戸落語家伝」 長部日出雄
「寄席行燈(狂馬楽)」 長谷川幸延
「蝶花楼物語(狂馬楽)」 吉井勇
「快楽亭ブラック」 小島貞二
「快楽亭ブラック」 イアンマッカーサー
「圓朝」 正岡容
「圓朝」 小島政二郎
<落語の原典になった古典>
「花暦八笑人」 滝亭鯉丈
「浮世風呂」 式亭三馬
「一の糸」
義太夫ファンでこれを知らなかったとしても結構。
これを見て、読まなかったらウソですよ。文楽をテーマにしたものだと
瀬戸内晴美の「恋川」もありますよね。
たしか故・紋十郎さんと簑助さんがモデルだとか...?>10
そうだ、それがありました!
冬の月夜におこたで読んだりすると、
もうアッチの世界に飛んじゃいますよ。
映画も作られたらしいけど、見る気しない。
あの世界は舞台化も無理だ。能なら、「天河伝説殺人事件」というのがあったな。
映画やドラマにもなった。梟の城の、主人公(葛籠重藏)の京での能楽特訓の記述には笑えます>6,7さん
文楽が舞台のものってそれしか知らない!
ほかに知りませんか?
広谷さんあたりがこれから書いてくれるかな。
>16
小説でなくて芸談集なら、
文楽でも面白いのがありそうですな。
芸談集スレめっけた。もうみなさんネタ切れ?
「世阿弥殺人事件」とかいうのもあったな。
内容は能と関係有るのか知らないが。三島由紀夫「女方」
谷崎潤一郎「蓼喰ふ虫」(文楽観劇シーンが秀逸)手塚治虫『七色いんこ』です。
「修善寺物語」「里見八犬伝」「うつぼ猿」なんかが出てくる。
予想当たった?>21さんあら、マンガの歌舞伎入門かと思ってた。
あれはあれで使えるよ。
有名な芝居のストーリーがよく分かる。上下2巻のやつ。
監修が、ちゃんと分かってる人なので、いい加減な入門書よりも
ずっと役に立つ。「黒衣(くろご)」って小説がありました。だれだっけ。中村秀十郎をモデルにした短編です。ああ、思いだせねえ。「秀十郎夜話」は中村秀十郎自身の回顧録ですよね。
そうでなくて、ええと、女性の小説家が書いたものなんですよ。>16
あんましあの人に書いてほしくない...
なんかつまんなそう...栗本薫著の長唄ミステリー、「絃の聖域」てのもあります。14>天河伝説殺人事件
財前直見はともかく細川直美の仕舞は辰巳琢朗の芝居と同じくらい逝って好し。>33
広谷鏡子、きらいなん?
あの文楽本があわなかったとか?有吉佐和子さんはたくさんあるんじゃないでしょうか。
入手しづらいかもしれませんが。
「連舞」しか読んだことはないですが、日舞の世界がかなり
生々しく書いてありました。泉鏡花「照葉狂言」
狂言と歌舞伎を混ぜたような演芸が昔あったそうです。
役者は女ばかり。その旅一座の花形とSweetな少年の
物語です。
同じく鏡花の「多神教」
役者に捨てられた女が丑の刻参り。
道成寺を踊る役者の運命は?
おもしろいでっせー。>36
本もあまし面白くなかったが、それ以上に
本人を客席で見かけて、鑑賞態度がちょっと..だったのでがっかり。
あれ見たらあんまり本読む気しないなぁ..
スレとあまり関係ないのでsage団鬼六「美少年」
おもいっきり邪道ですが・・・(ワラ
大学時代の回顧という設定で、
踊りの若宗家?(美少年、ゲイ、M)が出てくる
タイトルにひかれて読んでみてたら
内容がきわどくってびびった>39
よかったら、「客席のイタい人」スレに続きをお願いします。
名前はぼかしてもいいです・・・
だって、文楽を勧めている人が、文楽の観客をそういう気に
させる態度だったのはイカンぜよ。文楽の劇場は小さいから、有名人はつらいよね。
めだっちゃって。歌舞伎関係だったら、演劇板時代の歌舞伎スレ、
340番以降にたくさん出てます。
コピペしようかと思ったけど、長すぎちゃうので
興味ある人だけ見に行ってください。赤江瀑の短編にかぶき役者の世界を描いたものがあったような気がするのですが、
思い出せない。もう亡くなったから書いていいかもしれませんが、有吉佐和子は
故吾妻徳穂の秘書をしてて、(ヨーロッパ公演などについて行ったはず)
そのあと、「連舞」を書きましたが、小説家の冷徹な目というには
あまりにも誇張された舞踊家を描いていて、吾妻徳穂さんが気の毒に
なったものでした。>>45
その短編、読んだ記憶があります。
天才の長男に対して、遅咲きの次男がいて、長男が
五代目福助を彷彿とさせ、次男が当代歌右衛門っぽくて
なんだか、損な描かれ方をしてましたね>歌右衛門。いや、埋もれてた演劇板の遺産を思い出させてくれてよかったです>44
少女漫画で祇園の女と上方歌舞伎の役者の恋物語ってなかったっけ?
俳句作品でよろしければ。
初芝居のびし初日のあきにけり 久保田万太郎
夢に舞ふ能美しや冬籠 松本たかし
チチポポと鼓打たうよ花月夜 松本たかし
梅の精狂ふ舞初うつくしく 山口青邨
顔見世に高野の僧も参ずるか 大野林火
春寒や乞食姿の出来上がる 中村吉右衛門(初代)
小つづみの血に染まりゆく寒稽古 武原はん女
春なれや歌舞伎これより死出の旅 岸本尚毅
桜姫とは月明に消ゆるもの 田中裕明
九代目團十郎雲の峰吐きつづけ 中村安伸>>51
松本たかしって、能楽師の家に生まれたけど病気で挫折し、俳人になったんだよね。
初代吉右衛門は句集も出してるし、歳時記にもけっこう採られている。
六代目菊五郎の霊前に手向けた句は「相共に流しあいたる汗思ふ」だったかな?
歌舞伎役者の芸名で俳号から来たものは多いし、役者で俳句を作る人も多かったみたいだけど、
今の役者さんで俳句やってる人っているのかな?高麗屋くらいかな。当代吉右衛門さんもたまに詠んでるみたいね。
(今「半ズボンをはいた播磨屋」が手元にないので
挙げられないけど)
高麗屋は娘さんも詠むんだよね。ちょっと意外だった。>>52さん
お詳しいですね!
いかにも、たかしは宝生流座付能楽師の家の息子さんです。
ちっちゃいころは舞台に立ってたとか。
初代吉右衛門は、役者の中では群を抜いて本格派ですよね。
ホトトギスに投句もしてたそうで。打ち出して銀座は薫る月の道 松たか子
「銀座百点」に載ってた銀座の老舗連が作ってる雑誌>銀座百点
たいていのお店に置いてあります。
ただでもらえる。歌舞伎座の隣の文明堂にもあるよ。
あそこはお茶飲まないともらえないかな、レジに
あった気がるすから。>>57
ありがと。こんど文明堂行ってもらってきます。
>59
照葉狂言いいね。
玉三郎やってくれないかなー。
リューマチで見世物小屋に売られていく座頭は、亡き宗十郎で
見たかった・・・
三島由紀夫「裸体と衣装」
角川からの「芝居中毒者の日記」も、上とかぶるけど、
歌右衛門や玉三郎についての文章ものってる。「芝居中毒者の日記」は最近出た春樹事務所の
『芝居の媚薬』でも読めるよね。61です。
ごめんなさい。「芝居中毒者の日記」は「芝居の媚薬」に収録
されてるものでした。勘違い!玉三郎写真集に載ってた「玉三郎君のこと」とかが
入ってるんだよね>三島由紀夫『芝居の媚薬』
>>48のリンク先から
341 名前:名無しさん@1周年投稿日:2000/11/27(月) 14:03
>340
「傾く滝」(杉本苑子)→八代目団十郎の伝記風長編
面白いですよ。
342 名前:名無しさん@1周年投稿日:2000/11/27(月) 14:09
そのままずばり「十五代目・市村右衛門」という小説もおもしろかった。
あと完全フィクションで「ねむりねずみ」とか。
343 名前:名無しさん@1周年投稿日:2000/11/27(月) 14:24
>340
三世沢村田之助モノについて、いっぱい挙がってた記憶があります。
私の持ってる限りでは杉本苑子「女形の歯」、南絛範夫「三世沢村田之助」、
矢田挿雲「江戸から東京へ」、皆川博子「花闇」、山本昌代「江戸役者異聞」など。
今では入手できない本もありますので、いきなり注文しないほうがよろしいかも。
もっと詳しくは、ペヨトル工房が出していた「歌舞伎はともだち」シリーズの
田之助本を見ると網羅されている。これ自体絶版ですけど。346 名前:316投稿日:2000/11/27(月) 16:40
>340
「ねむりねずみ」は純然たるミステリで、歌舞伎小説では
ありません。シリーズの続編「散りしかたみに」のほうが
ややテーマが歌舞伎寄りですが。
「小説・十五世羽左衛門」は伝説の二枚目、十五代目市村羽左衛門
(橘屋)の生涯をだいたい忠実になぞったモデル小説です。
集英社文庫`95刊著者は竹田真砂子、`92年の単行本は題名も
「花は橘」で、仮名にしてあったりするので、文庫のほうが
よいです。竹田真砂子はほかにも江戸時代の役者を主人公とした
時代小説を数冊出しています。「七代目」など。図書館などで
探してみてください。
347 名前:316投稿日:2000/11/27(月) 17:02
「小説・十五代目羽左衛門」に出てくる六代目尾上梅幸の息子
で若くして亡くなった尾上栄三郎をモデルにしたのが
川口松太郎「歌舞伎役者」昭和60年講談社です。 時々古本屋で
みかけます。これは純然たるフィクションか、川口松太郎
が亡き友人にかわって梅幸夫人に復讐のため暴露したのか
わかりませんが、栄三郎は梅幸と芸者との子だったため、
梅幸夫人にかなりいじめられたことが書いてあります。
その時代の不世出の名女形2人、五代目中村歌右衛門と
六代目尾上梅幸のふたり共、才能に恵まれた素晴らしい
女形の跡継ぎを若死させてしまったのが、なんとも惜しい
ことで、このふたり、栄三郎と福助が生きていたら、
六代目とどんなに華麗な舞台をみせてくれたかと思うと残念で
なりません。もっとも私達は観れませんでしたけど・・・。
348 名前:名無しの観客(340)投稿日:2000/11/27(月) 18:06
いろいろ検索していたら、こんなページが…
歌舞伎関係の書物をたくさん読んでおられる方の書評です。
(念のため直リンはやめときます)
ttp://village.infoweb.or.jp/~emihana/zaki00.htm
349 名前:343投稿日:2000/11/27(月) 18:27
>345
当代団十郎襲名記念の演劇界には、海老さま(どうしても私は
十一代目のことをこう呼んでしまう)の正面お写真いろいろ
ありますよ。会社の近くの某市立図書館にもあったので、気長に
探してみてください。
正面も素敵ですが、ほっかむりしている与三の寂しそうな顔にも
萌え…。
田之助本が多いのは、やっぱり劇的な人生だったからでしょうね。
ちなみにマンガにもなってます。「新・栄光なき天才たち」の、
3人目だったと思います。これも絶版ですけど…。
350 名前:名無しさん@1周年投稿日:2000/11/28(火) 01:28
>340
歌舞伎関係の小説といえば、もう読まれたかもしれないですが
初代中村仲蔵のことを描いた「仲蔵狂乱」(松井今朝子)。
数年前に出た本ですが、作者が歌舞伎の専門家なので、
歴史的にもフィクションは少ないのでは?と思います。
最近も幸四郎さんと染五郎さんの舞台があったばっかりですが、
流行ってるんでしょうか、仲蔵。
あとは、三島由紀夫の短編で「女方」なんかも好きです。
登場する女方「万菊」のモデルは歌右衛門さんでしょうか?
新潮文庫の「花ざかりの森・憂国」に入ってます。
よろしかったら御一読下さい。 >>61-64 「芝居の媚薬」って、本屋に行ってもないんだけど、ハルキ文庫?
「きのね」の、雪雄と亮子、圭子の話って実際にあったことだろうか。(ぼそっ>71
「芝居の媚薬」
角川春樹事務所
ISBN4-89456-086-0>>45.>>47
「獣林寺妖変」かな?崇夫くんという美貌の女形の出てくる話。
あと赤江瀑だと「しぐれ紅雪」(「遠臣たちの翼」所収)ってので
「かさね」を扱ってるんだけど、これを踊る人気コンビ役者ってのが
孝夫と玉三郎がモデルです。
それから能ものだと「禽獣の門」&「阿修羅花伝」が能楽師が主人公で、
あとタイトルを失念しちゃったんだけど、面打ち師を主人公にした
話があります。
>>71
ランティエ叢書ってシリーズです。
文庫よりちょっと大きい判の>『芝居の媚薬』圓地文子作「女方一代」は恐れ多くも先日物故された成駒屋さんをモデルにしたもの
だそうです。あの方は昭和十二年頃だったかに奥役さんとわりない仲とやらになり、
駆落ちしたのが芸能誌記者に嗅ぎ付けられゴシップ記事になりかけたのを、五代目が
取り押さえて別れさせ、一方メディアの方に手当てして密かに処理したらしいんです
が、当然ながら知る人ぞ知るで歌舞伎界ではこれを語るのはタブーとなってるらしい
です。成駒屋は愛妻家ってことになってるけど他方で実子はいらっしゃいません。
小説ではモデル問題の常として成駒屋さんプロパーじゃなく、いろんな方のエピソー
ドも交えてはいます。主人公が徴兵されてるのなどは京屋さんあたりをイメージして
るのかなとか。でも中心モティーフは同性愛ということで当時を知ってる人は連想が
喚起されるようです。
「歌右衛門スレ」には怖くて書けませんので。>>78
あっちのスレでも既出なのに、どうして怖いんですか?
あっちのスレではこの話題は出てないみたいですよ、全部レス確認したけど。戸板康二作「團十郎切腹事件」は戸板さんが初めて創作に挑んだ推理物で、直木賞を
受賞しています。そして「雅楽物」の第1作となりました。テーマは八代目團十郎の
自殺の謎を取り上げたものですが、いわゆるベッドデテクティヴで最期にどんでん返
しが仕掛けられています。 宇津保物語が取り上げられているに中伝統芸能のものありますか >>82
いやあ、聞いたことがないですね。中古文学を専攻しているの
で、あったら気が付くと思うのですが。
合邦で継母が義理の息子に横恋慕、みたいな所はちょっと
イメージが重なる部分がありますけど。 ある人が宇津保物語に邦楽の原典が書かれていると言われたのですが
まだ子供向きの訳本しか読んでいないので解らないのです。
原本読むしかないでしょうか 「邦楽の原点」というのは、清原俊蔭という男性が、波斯
国に漂着して、阿修羅から霊木を貰って霊琴を作り、琴の
秘曲を伝授されて帰国する・・・という所から始まるこの
物語が、音楽の伝承を全体を貫く主題としている、という
意味なのでしょうか。
平安時代の物語において、音楽というのは非常に重要な
役割を果たしていますね。源氏物語における柏木の笛もし
かり、です。 落語家さんの伝記つーかモデル小説みたいな作品って
何かありますか? >>5
談四楼と真の小説って…。
なんつーか、落語らしいえすぷりが感じられん。
どーよ? 談四楼の「落語のできる小説家」って自称は
逃げにしか思えない。 「狂乱廿四孝」北森 鴻(角川文庫 \619) ISBN4-04-358301-X
舞台は明治3年10月、芝居町を取り巻くミステリー。
三代目田之助、九代目團十郎、五代目菊五郎をはじめ実在の役者・
座付き作者が出てきます。
まだ途中までしか読んでないけどなかなか。
この本の解説にはその他の歌舞伎ミステリー小説が挙がってました。
(がいしゅつはなるべく省きます。あったらスマソ)
・「壁 旅芝居殺人事件」皆川博子
・「月下の蘭」小泉喜美子
・「ダイナマイト円舞曲(ワルツ)」小泉喜美子
↑これは伽羅先代萩を再構成した現代小説
・「散りしかたみに」近藤史恵
今更ですが、戸板康二さんの短編集「團十郎切腹事件」「小説江戸歌舞伎」を
読みました。
「團十郎切腹事件」はイマイチでした。とても古典的なアリバイ崩しミステリー
なんですが、老優雅楽探偵があまり魅力的だと感じなかったんですよね。
あと、時代が現代となっている点、戸板さんの配慮なのか役者じたいが殺人犯に
ならない点あたりも、私からすればふくらみに欠けます。
「小説江戸歌舞伎」は時代設定が江戸なので、時代小説として楽しめました。
團十郎ものでは、南原幹雄さんの「謎の團十郎」がとても面白かったです。
南原さんはこれ以外にも江戸の遊廓など悪場所を背景にした時代小説を書いて
いますが、どれもおすすめです。
あと、皆川博子さんの「花櫓」は中村座の話ですが、芝居小屋の猥雑さと美しさ
が生き生きと描かれていて、好きな作品です。 漫画なら古谷三敏「寄席芸人伝」
落語関係のいろんなエピソードをうまく換骨奪胎している。 「散りしかたみに」読みました。ミステリー…なんだよねぇ?
なんというか、すっきりしなかったっす。
「狂乱廿四孝」のあとに読んだから余計にそう思ったのか。
松井今朝子さん「東洲しゃらくさし」(PHP文庫 ISBN4-569-57600-1)
ミステリーではありませんが江戸と上方の芝居文化の違いが
わかって面白いです。
>>93
「謎の團十郎」、「花櫓」、どちらも面白いですよね。
私は杉本苑子さんの「虚空に風が吹く」もおすすめです。 里見惇の「羽左衛門伝説」が出てないのはなんで?
山田風太郎の「エドの舞踏会」も。これは歌舞伎ものじゃないけど、
同じく少年時代の羽左が絡んだ実にいいエピソードが挿入されているのに。 栗本薫の「お役者捕物帖」シリーズって、何作目まで出てるの? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています