アメリカのシーンは、2000年代前半まで、いわゆるちゃんとサビやブリッジがあり、美しいコードやコーラスもあるR&Bが主流派だった。

その後、ヒップホップは、シンプルな打ち込みによるトラック、ラップもその音楽的スキルよりリリックやキャラがおもしろいかといった基準に変化、その影響をR&Bも受け、単調でメロディーを感じない曲がシーンの支持を受けだした(歌い方に求められるものも変化)。

そんなR&Bの変貌に対して、言わば救済場所として韓国が機能し現在に至っている。現在では韓国が他の国に、初めに述べたアメリカでの1980後半〜2000前半のR&Bをベースにしたものを輸出する役割を果たしている。