[2018年7月12日]

首席入団の歴女
「1人でも輝けるように」/舞空瞳

 新人公演「MESSIAH(メサイア)−異聞・天草四郎−」は
3年目の舞空瞳が初ヒロインに抜てきされた。
宝塚は31日、東京は9月20日。

 隠れキリシタンを描いた斬新なミュージカル。
新人公演ヒロインを演じる舞空瞳。
3年目で初ヒロインに抜てきされ
「尊敬する仙名さんのお役をさせていただく。
 身を引き締めていかなきゃという思いでいっぱいです」
と話す。

 昨秋、明日海主演の東京公演「ハンナのお花屋さん」で、
主要のハンナ役。
今年の「ポーの一族」新人公演では、
主人公の妹メリーベルに登用された。

「だんだん、通しのお役をいただくようになり、
 役を作っていくのが楽しくも、難しくもあったので、
 今回も、無駄にせず勉強したい」

 芝居でのたたずまいを学び、前作は、
花組きってのダンサー水美舞斗主演の宝塚バウホール公演に出演した。

 「素晴らしいダンサーの水美舞斗さんと組ませていただき、
 踊りで心情を表現することと、ダンスでの娘役のあり方を学びました」

今回、稽古場で仙名の役作りを追うとともに、
島原の乱が起こった時代の人々の暮らし、
日本の貿易事情までを調べ、映画も見た。