演出家の中村暁氏も舞台の彩風を
「組を引っ張り公演を重ねていく、
 真ん中に居る人のオーラをしっかりと見せてくれている」
と評価する。

今回の舞台で彩風を支えるかのように存在感をみせていたのが
フランス軍のジェラール大尉を演じた朝美絢である。
朝美は今年1月の本公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』で
酒場の歌姫キャロルを演じ、
妖艶な美しさと繊細な演技で観客を魅了した。
今回は自らの病と余命を知らされ、少し屈折した将校役。
切れ長の目でニヒルにほほ笑む表情はゾクッとするほどの美しさだ。

作演出の中村一徳氏も
「咲ちゃん(彩風)はダイナミックでパワフル。
 勢いがあるし見るものをワクワクさせる力がある」
と話す。