※読売新聞

国内の新型コロナウイルスの新規感染者は6日、過去最多だった前日の4914人から一気に1000人以上増えて6004人となった。東京都1591人、大阪府560人、福岡県316人など17都府県で過去最多を更新した。緊急事態宣言が発令される見通しの4都県の感染者は2887人で半数を占めた。

 重症者数も前日から13人増えて784人となり、これまでで最も多かった。

 東京都では6日までの1週間平均の新規感染者数が1071・9人に達し、初めて1000人を超えた。

 都によると、重症者は113人、入院患者は3090人、自宅療養者は4901人でいずれも過去最多を更新。5日までの1週間平均の陽性率は14・4%と、昨年11月初旬の4倍近い水準に上昇している。

 感染経路は不明が7割超の1137人。判明分では家庭内が273人、会食が56人で、友人や同僚とのパーティーなどで感染した人も相次いで確認された。都の担当者は「年末のクリスマスや忘年会などでの感染例が目立っている」と話す。

 大阪府では560人の感染が判明し、昨年11月22日の490人を上回って過去最多となった。兵庫県も最多の248人だった。福岡県は316人の感染が確認され、これまでの最多(190人)を大幅に更新した。

 国内の1日当たりの感染者が初めて1000人を超えたのは昨年7月29日で、11月18日に2000人超、12月12日に3000人を超え、同月31日に4000人超となった。

2021/01/06 21:10
http://www.yomiuri.co.jp/national/20210106-OYT1T50218/