読売新聞水曜夕刊見開きカラー面「popstyle」のブログです。
読者が選ぶ 宝塚 2020 最優秀スターは・・・
毎月1人、旬のタカラジェンヌをご紹介するコーナー「タカラヅカ 新たなる100年へ」に連動したアンケート企画。今回は、2020年に最も輝いていたスター「最優秀スター」を発表します!
2人のスターがデッドヒートを繰り広げ、1位と2位は、何と2票差という大接戦でした。栄冠を手にしたスターは――。
【最優秀スター賞】

月組 珠城りょう

 次点 花組 柚香光



 最も多い票を集めたのは、月組トップスターの珠城りょうさんでした。若くしてトップスターに就任し、「月雲の皇子」の木梨軽皇子、「グランドホテル」のフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵を始めとする数々の役柄で、男役の包容力と優しさを体現してきた珠城さん。2021年8月の卒業を控え、今が盛りと輝くタカラジェンヌです。



「男らしい男役がウリの珠様が入団13年目にしてピュアな女子(『ピガール狂騒曲』)を演じたことに驚いた。緻密に計算されたと思うが、とても自然で嫌みがなかった。『赤と黒』でも見る者を納得させる演技。どこまでも可能性が広がる素晴らしい役者さん」(50代女性)
 「ピガール狂騒曲」で、円熟期になってなお、これまでの自身のキャラクターではない「男装の麗人」役に挑戦するなど、果敢な姿勢が支持されたようです。努力と挑戦を常に続けるタカラジェンヌを代表するトップスターです。

 その珠城さんにあと一歩まで迫ったのは、若くしてトップスターの重責を担う花組の柚香光さんです。

「『現代的でモードな独自の魅力』と、『宝塚らしさ、花組らしさを体現したクラシカルな魅力』。相反する二つの魅力を存分に発揮していた。こんな男役は他にいないのでは」(20代女性)

大変な船出となってしまいましたが、どんな困難も抜群の格好良さで吹き飛ばしてほしいです!

ほかに、雪組トップスター望海風斗さん、星組トップスター礼真琴さん、宙組トップスター真風涼帆さん、月組の月城かなとさんも票を集めました。
娘役では、花組トップ娘役の華優希さん、月組トップ娘役の美園さくらさんの輝きに魅了された方が多かったようです。