ある時、まだ現世に未練があった時、僕は転生をして宝塚歌劇団の男役のトップスターになりたいと思っていました。
ただ女性に転生するのではなく、女性でありながら男性を演じる、両性具有に憧れていました。
芸術は両性具有の原理によって作品が誕生するので、そんなメカニズムを肉体で体感したいと思ったからです。
でもタカラジェンヌに転生することも止(や)めました。
タカラジェンヌの賞味期限は短いので、退団したあとのことを考えると、どーもネ、と思ったんです。
まあ半分冗談、半分本気でしたけれど、今は何にもなりたくないですね。
まあなるとすれば宇宙人に転生して、UFOで地球の未来を見物したいと思っています。

強欲なおじさんだなあ