【宝塚】演出/作曲/振付/衣装について語れ 第94幕
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>>149
もともとツヴァイクが牢獄の世話係のロザリー視点で書いてるのもない?
池田理代子さんのベースはツヴァイクでしょ >>156
夜明けの序曲とか曲は良いし偉人伝だし作品としては流石芸術祭大賞なだけあって良いんだけどね
今の生徒で劇場で観たいかは別だけど
でも時々映像観たくなるし見始めるとまるまる一本観てしまう 夜明けの序曲初演はとても好きだわ
再演は時代と観劇スタイルの変化で少し可哀想なことになっちゃってたけど
ことばの泉で最近やってたのもとても良かった
ただこれに騙されて再演希望なんかしたら地獄を見そうな気もする 双曲線が再演か
逆転といい今年は再演ブームかい?
双曲線に逃げず、忘れ雪再演すれば良かったのに シリーズ物にはなるけど逆転は新作あつかいにならないのかな 出てくるキャラやキャストも違うシリーズ続編ってやつでしょ
逆裁はすでに同シリーズをヅカでやってるから0からの新作ではない
でも同じものの再演じゃないから生徒の代表作としても扱えるほぼ新作みたいなもん 完全に新作だよ
プリキュア仮面ライダーウルトマンで例えると製作年が違うから登場人物全員違うし めぐり会いシリーズの3作目は新作扱いだったし世代違うことも含めてあれと一緒で完全に新作だよ 忘れ雪リベンジってw 犬のぬいぐるみとチェロ演奏で作品の記憶が浄化されてるとかw 私は見たことないけど忘れ雪やニジンスキーは再演希望してる人昔からちょいちょい見る
同じ人が何度も書いてる可能性はある ニジンスキーは組内にディアギレフ出来る上級生がいないと厳しい
同じ題材で違う演出家の新作にするのもありだが >>175
まゆぽんがやればいい
あとごつければ下級生でもいける 忘れ雪もニジンスキーも見たことないって層増えたんだな 忘れ雪の犬のぬいぐるみが全然かわいくなかった記憶があるんだけど武蔵に出てきた柴犬のぬいぐるみはかわいかったから再演あるならかわいくなってるかな かのゆりがディアギレフやって
あがちんがニジンスキーしようよ
牧神の午後みたーい💗 さっしーの大劇場デビューが楽しみ
贔屓組に来てほしいな 赤と黒、感想見てると考えるな感じろ!っていう演出ぽいのかなと思うんだけど、宝塚版も原作も未履修なんだけどストーリー理解してから観た方が良い?
クオリティ高そうで楽しみなんだけど一度しか見れないのでめちゃくちゃ悩んでいる… 赤と黒ってフランスだと誰でも知ってるレベルの話なんだよね
フランス革命もナポレオンも
なので全く何もわかりません時代感もピンときませんって感じなら
あらすじとキャラクター設定くらいは予習した方がいいかもね
説明が少ないから
予習がめんどくさい場合はとにかくストーリーテラーのありちゃん説明台詞と歌詞をしっかり聞く
歌詞で心情とか行動原理とかを全部説明してるので
別に内容どうでもいいやって場合は
舞台の色んなとこをオペラで見てるだけでもそこそこ楽しいと思う >>187
ありちゃんの説明台詞 です
道化っぽい役なのでちょっと独特な口調で最初からベラベラ喋るから
面食らってると聞き逃す
でも集中して聴くべし
歌詞をしっかり聴くべきなのはありちゃんだけじゃなく全部の曲ね >>186
赤と黒話を知らないとついていけないよ
ヅカ版見るかネットの5分で分かる解説見ときな フレンチミュージカル自体がライブみたいなもんって昔聞いた事ある
だから考えるな感じろは正解なのかもね 今回のは歌詞聞いてたら全部噛み砕いて説明してあるからわかりやすいよ
タカヤ流の解釈だけど 赤と黒の話は単純化されてるし難しいことは何もない
心情的に理解(納得)できるかは別 そう納得できるかどうかは受け手次第だけど
心情は全部曲に乗せて言ってるから
聞いてりゃわかる 1回しか観れなくて曲に集中したいなら予習した方がいい
過去の柴田版でも原作でもいいけど
漫画で読破っていう世界の名作を噛み砕いて漫画化したのは誰でも理解できてオススメ
話の展開と曲に乗せられた心情は分かりやすいけど
現代日本人だと納得や共感がしづらい話だから
初見だとなんでこの出来事の後にこの曲?となりそう 貧乏人は金持ちになりたい
金持ちは自分たちの地位を守りたい
この世で大事なのは金と体面
ジュリアンは父子家庭で愛されずに育った貧乏青年(童貞かつマザコン)
レナール夫人は世間知らずのクリスチャンなので罪の意識で深刻にメンヘラ化する
この3つをわかってればあとはただのメロドラマだよ >>196
上3行はフランス文学だとあるあるだよな
ロシア文学読んでてとりあえずシベリア流刑しとけみたいな 女からしても若くて未婚のマチルダの方が良さそうな気がするんだけど
フランスって小娘はダメで年増の経産婦ほど女性の魅力が高まってるという感覚らしいから
レナール夫人本命であることに何の違和感もないのかな スタンダールはマザコンだから
レナール夫人に理想の女性たる母親を重ねて書いたという マチルドじゃダメな理由はもう理屈じゃないので諦めるしかない
人生とはままならないもの、みたいなのもテーマの1つだね
ジェロニモの台詞に出てくる マチルドはだめでしょ
自分の闘いだって陪審員を買収した話で結局自分とは決定的に違う相手であることをジュリアンが痛感してしまってる
マチルドも結局骨の髄までブルジョワなんよ ありのジェロニモは心の声がきこえる人っていうのを最初の客席絡み中に自己紹介するけどそれが重要 200年近く前の外国の価値観で書かれたものだし仕方ない >>189
ありがとう、予習しておくことにする
当日着いて行けず後悔したら嫌なので助かりました ジェロニモは結局超能力者かなんかだったの?
最初ジュリアンにしか見えないトートとか妖精的な存在かと思ってたら
普通に世の中に存在してて驚いた
その辺どんな人間かもうちょっと提示しといてほしかったわあんなに出番あるなら シルバーと黒の服の時は物語の語り部
赤い服の時は物語の中の人(ジュリアンの友人) >>207
そこがわかりづらいと思った
ありの上手い下手じゃなくてジェロニモというキャラ自体が結構うざくも感じたし
ちょっと匙加減見誤ってるようにも見えたな シルバーの衣装の時はストーリーテラーでコロス
プロローグエピローグと序盤の説明台詞以外はほぼ喋らないで傍観したりダンサーだったり
途中赤い服で出てきて会話してる時は物語の登場人物の1人
衣装が2種類だから見た目でわかるよ >>196
万国共通で時代も関係なく普遍の人間心理と行動だね >>198
恋の相手なら年上女なの全く分かる
ちょっとした駆け引きや緊張感も楽しめる
マチルダみたいなストレートは疲れるだけじゃん?
恋を征服する達成感が得られない
これ源氏物語も同じ そりゃ雇われ先の女主人に手を出してるんだから
金持ちのお嬢さんとの恋愛に比べたら前者のほうがスリル満点だわな
親に反対されて家を追い出されても結局マチルドと上手くいかなさそう
かといって夫人とよりを戻したりはしないだろうけど わざと計画的に殺害したと主張して死刑選ぶくだりがイマイチ理解できない
刑期終えて釈放されてもレナール夫人とは一緒になれないから?
はるか昔に読んだ原作読み返してみたいけど長くてしんどいんだよね 今回のだとマチルドが根回ししたとか言ってるけど
裁判はそもそも負けが確実だから死刑は免れないのはわかってて
言い訳したりせずに開き直って自分の言いたいことだけ言ったという感じ なるほど
被害者が死んでないのに死刑になるのは格差社会が影響したということか
マチルダがなんとかできることではないんだね レナール夫人をずっと愛してました的な告白として裁判を利用したんだと思ってましたわ 若いうちに全てに勝利して全てを手に入れる
敗者復活戦はないしひとつでも崩れたら敗者のままゲーム=人生続ける意味なくない? でも出世は叶わなかったけどレナール夫人との恋には勝利したから勝者のままサヨナラするの
そんな若さゆえの完璧主義者を笑ってくれて構わないけれど誰でもそんなピュアでちっぽけなプライドを持ってたはず
三島でも読んで その唯一の手に入れたものが田舎の年増の人妻の愛って部分が腑に落ちない 裁判の時点ではヤケクソ気味なんだよわりと
ジュリアンがレナール夫人を撃ち殺しに行くのは
単純に結婚して平民から成り上がれるって時に邪魔されたことに怒ったから
でもレナール夫人を撃つときに久しぶりに対面して
やっぱり愛してる!憎めん!と決心が鈍り弾が逸れちゃう
平民の成り上がりを全力で阻止してくるブルジョワには本気で怒ってるから
裁判ではその思いをぶちまける
ブルジョワは憎いけどレナール夫人は憎みきれないから
もうええわ!死ぬわ!とヤケクソ気味でもある
であっさり死刑が決まるんだけど
レナール夫人が面会に来てくれて
私もやっぱり好き!他所の女と結婚するっていうから嫉妬したんだもん!と言うので
ジュリアンはテンション爆上がり
人生に大満足して死んでいくのであった…
っていう流れ
マチルドは可哀想なんだけど
陪審員を金で買うとか要らんねん!と突っぱねるジュリアンの高潔さにそれでこそ私の夫!とグッときてたり
なかなか逞しい >>201
マチルドは貴族だからブルジョワじゃない
けどあのシーンでマチルドとジュリアンの立ち位置がどこまで行っても交わらないことをジュリアンが痛感する演技たしかに良かったわね あと単純に読書にとってはトントン拍子に行くのか、やっぱりなという無情なものは面白いのよ
全てを手中に収められるのは神だけだし
バベルの塔のようなもので
女性を利用して駆け上がろうとする主人公が神の裁きを受けるところに道徳の歯止めがあって人々は安心する 解説してもらってもわかるようなわからないような
結局ルイーズがだいぶ大人気ないよね >>225
それでいいと思う
そのための世間知らずの田舎の妻なので 貞淑な妻であり良き母親として当たり前に生きてきたから
ジュリアンと出会い自身の中にある恋の情熱の激しさに身を焼かれてしまうのが
仮面のロマネスクのトゥールベル夫人みたいなものでは 要するに理性じゃなくて感情で動いてる人たちばかりなわけね
感情や衝動で動く人間が理解できない人からしたら
どの登場人物も共感できない人間ばかりだよね赤黒
理解できるのもそれはそれでやばいけどw 理性や道徳があるからこそ逆に感情の赴くままに行動してみたい願望はあるんじゃない?
で実際それをしたら大惨事になってしまい観客側は逆に安心する 愛という崇高な感情の前では理性や打算などに意味はないと言いたいのかもしれないけど
ちょっと裏切られたぐらいで激昂してパリから田舎まですっ飛んで行って
教会の中で銃ぶっ放す主人公からは愛の尊さが伝わってこない
歌舞伎町のホストが元エースに晒された怒りで刺すのと何が違うのか >>230
えーその感覚なら世の物語の大半がムリにならんけ?
宝塚もそんな話ばっかじゃない? 同じでいいんじゃない?
相手を信じられなかったり被害者意識が強いのは自分に自信がないから
人間は愚かで可愛いのよ
愚かで欠けた部分を惜しみなく書いてるから読書に愛されてる >>233
この話を崇高な愛の物語みたいに語られるからモヤっとするのよ
愛と憎しみの前では皆愚かになる人間は情愛の奴隷なのだと締めてくれたら面白い昼ドラだったねって思えるのに 情愛の奴隷でも愛って尊いやん?
でしょ
おフランスは愛の国 >>235
フレンチ赤と黒はまさに
崇高な物語ではなく
歴史には残らない
愛で全てを得て愛で全てを失った彼を英雄かバカと思うかはあなたしだい
みたいなシメやから丁度いいんちゃうかな フランス人ってわりと物騒な民族というか
血を流して愛とか勝利とか栄光を掴み取るんや的な精神があるよね
宝塚ってフランス好きだけど日本人の感覚には実はあんまり合わないように思う 宝塚でフランス好きなのは華やかな文化面であってフランス人の精神とか気にしたことない マリー・アントワネットとかヴェルサイユ宮殿に萌えられる演目をやってると
革命とかギロチンが勝手についてくるだけだからな >>237
そうそれそれ
柴田赤黒で思ったことと同じ
ちなみにトウコ版 ジュリアンは生まれこそ貧しいもののおそらく設定イケメンだし頭が良くて才能もある
人間としては優れてるほうの人間なんだよ
学校行ってたらクラスで女にちやほやされてるような
そういう人が成り上がろうとするものの恋愛でやらかして人生駄目にしてしまう
そういう話に面白みを感じる人間がいるから普遍的な名作扱いされてるんじゃない
やらかさなきゃただのイケメンのサクセスストーリーになってしまうんでそんなの面白くない 他の男に取られるぐらいなら毒を飲ませて自分も死ぬのは
恋愛でやらかしたと言われても納得できるけど
裏切った女を銃で撃つって恋愛のやらかしや痴情のもつれとも思えない
下だと思ってた相手に裏切られたのが許せない輩の蛮行 全体的にみんなやりたい放題だから見ててあまり可哀想にならないのはいいね
短く激しく燃えて死んでいく主人公嫌いじゃない 出世してどでかい花火打ち上げるはずが自分ごと打ち上がって派手に散っていったからな こっちゃんの歌がうますぎて目くらましされてるけどやってることはかなりのクズ 宝塚でイケメンのサクセスストーリーってなかなかないような
事を成し遂げても愛する女は死んだり
作ってる男からしてもそんなの面白くないせいかしら >>242
柴田版は自分もとうこで当時見たんだけどだいぶ忘れててね
今回のフレンチ版は↑を全部統括して歌で歌ってくれるから分かりやすかった
>>249
海11とか…?やってることは犯罪であるが イケメンが成功するところよりも破滅するところが見たいわ! >>251
いっぱいあるぞ
ロミジュリとか王家とかうたかたとか 文学作品の中でも特に名著って原作が深いからアレンジしようがいくらでもあって面白いんだよね
どこかの組でカラマーゾフやらないかな 王家はラダメスがサクッと裏切られてつるし上げられるの草 とにかく舞台に飛び込んできたときにパーッと華やかなヒロインが必要
拗らせスネ夫の3番手を誰にしようか 自分がロシア文学が好きなもんだから
来るとたまらん フレンチ赤黒は一曲がちょっと長いなと思うのもあったけど
十字架の前で琴が歌って男役群舞の場面とか照明も凝っててカッコよかった
本公演ぐらい通えたらセットの細部まで落ち着いて観たかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています