複数選手へのハラスメント行為が認められ
1日に自由契約となった楽天・安楽智大投手(27)。
本紙の取材で暴走を助長させたと同僚が証言する田中将大投手(35)が
同日、自身の公式Xで謝罪した。

普段は定期的にSNSを更新する田中将だが問題発覚以降に更新したのは初めて。
ハラスメントは許されないとし、チームの年長者として
「もっと後輩たちの様子に気を配り、問題があれば率先して注意すべきで意識が甘かった」
「もう一度チーム一丸となってペナントレースを戦っていくことのできるよう、 
 ファンの皆さんに安心して応援していただくことのできるよう、
 できる限りの力を尽くしていく覚悟」
と記したが、一連の問題への関与については言及していない。

11月30日に会見を開いた森井球団社長は現時点で安楽以外のハラスメント行為に関する調査について
「ちょっと不十分な部分はあるかもしれない」
と継続する構えだ。

日米通算197勝の実績を誇る看板選手と後輩選手の間には深い溝が生じたままだという。

前出の同僚は
「特に若手が
 『安楽さんだけでなく、田中さんも厄介で絡むのは辛い…』
 と相当な心身の負担を強いられていた」
と証言。
勇気ある内部告発で安楽はひとまず球団を去って一安心かと思いきや、
田中将もセットで
「ヤバい人≠ニ認定している選手は多い」という。

悪名のレッテルをはがすのは決して容易ではない。
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チーム内外に強い影響力を持つベテランは
本当に改心できるのだろうか。 (山戸英州)