>>684
結局何を聞きたかったんだい?
その35Aや25Aという電流値は何を意味しているのか?という部分と、その電流値の選択を決める上で基準とする要素は何か?という部分を聞きたいのかい?

それであればまず電流値の意味自体は、標準的な仕様条件であれば標準満充電圧→品質劣化が軽度で済む電圧という条件において、連続で放電しても熱劣化が軽度で済む放電流値の上限を意味する

要するに標準的な仕様条件であれば、例えば35Aの仕様ならセル当たり満充電時の起電力4.20V→終止電圧2.50Vになるまで、35Aの電流を安全に放電し続けることが可能という意味
※実際は殆どがこの部分を詐称している

次に選択を決める基準要素に関しては、自身が運用する最大消費電力値または最大消費電流値になる
例えば計算が比較的容易なメカニカルMOD運用であれば、最も消費電流値が高くなる条件は満充電状態の起電力4.2Vだから、まずこの起電力4.2Vを前提基準にする

そして仮に自身が運用する負荷として、各接点接触抵抗やセル内部抵抗など雑多な抵抗も含め合成抵抗値1Ω(内訳コイル抵抗0.8Ω+各所接触抵抗0.18Ω+セル内部抵抗0.02Ω)の負荷を運用することになったとする
ここで最大消費電流値は4.2V÷1Ω=4.2Aになるため、その値を基準として4.2A以上の放電性能を有する物を選択することになる

ちなみに乱暴な考えとしては、セルメーカーが過電流指定している閾値を短時間放電可能電流と都合良く解釈して、連続放電流値以上の放電設定にする考えもあるが非推奨行為にはなる