>>199
>雑誌やテレビが「私」らしく生きよう みたいな感じです

198も言ってるけど、主語がわからないw
『〈私〉探しゲーム』はかなり昔に読んだから詳細は忘れてるけど、
ポストモダンの消費社会論って感じの内容だったよね。
固い近代が終焉を迎え、人々はアイデンティティを保持するのが難しくなり、
「商品が欲望をつくり出す」的な記号的消費をとおして、
自己を他者から差異化するようになった、みたいな感じだっけ?
そしてマスメディアや百貨店が人々の消費=差異化欲求を作り出してるみたいな?
(ていうか、本棚から取り出してパラパラ眺めてみたんだけど)
ということならば、「自分らしさ」を求めるのは、
社会(単位としての社会)でも雑誌でもメディアでもなくて、「人々」のことになるのかな?

俺は専門外だからよくわからないけど、この手の消費社会論は
80〜90年代にかなり支配的だったよね。
当時の消費社会論の文献漁れば似たような議論がされてると思うけど。
専門外だから具体的に紹介できないのが申し訳ないけど。
ちなみに上野千鶴子編『脱アイデンティティ』(2006)の三浦論文は、
その頃の消費社会を振り返りながら、現代の消費社会について論じてるね。