現在世界に広まった英語でいうソサイエティーの訳語風の社会概念は、
近代市民社会思想や社会学が定義して流布したものじゃないかな。
元来は仲間って意味らしいね。「会」とか「仲間内」に近い意味。
ソサイエティーの訳語としての現在の「社会」とはずいぶんの意味が違う。

漢字の「社会」のほうはどうなんだろう。社は土地の神を奉る場所、
したがって神社とかで会合(寄り合い)することを「社会」という?

現代社会では学問的にはともかく、世俗的には「会社」とほぼ同義語
であるかのように用いられる言葉になっている。
「社会に出る」といえば「会社に入る」ことだし、「社会人になる」
といえば「会社員になること(就社すること)」と『ほぼ』同義だし。