【新庄マット死事件】【遺族賠償求め提訴元生徒3人支払い請求に応じず】
新庄市立明倫中学校で1993年、1年生の児玉有平さん(当時13歳)が体育館用
マットの中で死亡した事件で、民事訴訟で確定した約5760万円の損害賠償の
支払い命令に応じず、強制執行手続きも取れないとして、遺族が元生徒3人
に同額の賠償を求める訴訟を山形地裁に起こしたことが9日分かった。
提訴は1月12日。遺族が3人を含む元生徒7人に対して損害賠償を求めた訴訟
は2005年 9月、全員の関与を認め計全員の関与を認め約5760万円の支払い
を命じた仙台高裁判決が確定しいる。原告側弁護士によると、支払いに応
じた元生徒はいないという。
損害賠償権の時効(10年)だった昨年9月まで4人には債権差押の措置を
とっったか゛残る3人は勤務先がわからず時効期限を半年間延長させる
手続きをとって支払いを求めたが提訴したという。一方、3人の代理人
弁護士は、うち一人は既に債権が差し押さえられていることを明らかに
したうえで「無実なので損害賠償に応じる必要はない。」と話している。
児玉さんの父昭平さんは「民事訴訟が被告も若かったので待ってみよう
という気持ちだった」彼らも世帯を持ち、子どもができれば変わるので
はないかと期待していたが残念だ」強制執行の手続きを取ったのは
罪の意識を自覚して欲しかったからと話す。