大勢の待機児童がいる東京・杉並区が、29日夜、区内の公園を保育所にする計画を住民に説明しましたが、住民の大半が計画に反対意見を表明し、平行線のまま終わりました。
4月現在、136人の待機児童がいる杉並区は、29日夜、久我山東原公園を新たな保育所にする計画について説明会を開き、近くの住民およそ300人が参加しました。
区は、東原公園を転用すれば、短期間で保育所を整備できることなどを理由に理解を求めましたが、参加者からは「子どもたちの遊び場をつぶしてはならない」などの反対意見が多く出ました。
「緊急事態として公園を取り上げることは全く理解できません」(説明会参加者)
説明会はおよそ5時間半も行われましたが、計画を進めようとする区側と、住民との間で質疑が一時紛糾するなど、両者の溝は最後まで埋まりませんでした。
区は、何とか来年度に間に合うように認可保育所を増やしたい考えです。(30日00:52)

TBS系(JNN) 5月30日(月)4時54分配信、最終更新:5月30日(月)5時22分
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