内藤朝雄は、警察機構の自己防衛・自己保身の思う壺に頭から突っ込み
苦しんでいます。
内藤は警察の具としての役目を全く承知せずに、ただ新庄という地方の
閉鎖的風土が、都会的な家庭を排除しようとまだ中学生1年生の少年の
不審な死に方を、その地域の地域性故の『死』言い方を変えれば『殺し』
だと、一生懸命に世の中に訴えようと働きました。
ですが、本当は警察機構の自己保身のための罠で有り、落とし穴だったのです。
この罠に内藤朝雄が嵌められていたのだとすれば何とかそこから救出し
なければ内藤は、その落とされた穴の中でなければもがき苦しみ窒息し
してしまいます。
内藤朝雄の名誉と将来は地に落ち、彼の持っている才能は正しい評価を
手にすることは不可能と成ってしまいます。゜
これが良いとは私には思えないのです。