次世代DVD密度10倍に
京大成功 世界初、青紫レーザー面発光

規則的に穴をあけた独自構造の結晶(フォトニック結晶)で光を増幅・発振させ、
青紫色のレーザーを面発光することに、京都大工学研究科の野田進教授らの研究グループが世界で初めて成功した。

 レーザーを小さな点に絞り込むことも可能で、次世代高密度光記憶ディスクなど、
さまざまな応用が期待できるという。米科学誌「サイエンス」で20日発表した。

野田教授は、従来の半導体レーザーとは違い、
基板平面と垂直方向にレーザー発振するフォトニック結晶レーザーをすでに開発し、
近赤外域(980ナノメートル)の面発光を実現している。