IBMがPS3のCellプロセッサの情報をマイクロソフトに横流しか
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090105_ibm_cell/

任天堂のWii、ソニーのPS3、マイクロソフトのXbox360に用いられているCPUの開発を
担当したIBMが、当時開発中だったソニーのPS3に採用されている「Cellプロセッサ」の
情報をマイクロソフトに横流ししていたことが報じられました。

IBMはCellプロセッサをパートナーである東芝、ソニー以外に販売することを認められて
いますが、ソニーはPS3が完成する前にCellプロセッサの重要な部分の情報をライバル
会社であるマイクロソフトに販売されると思っていたようには考えられないほか、
結果的にソニーの研究開発資金がXbox360のCPUのコンポーネントを作成するために
用いられたことになったとしています。

ちなみにIBM内で行われていたXbox360のCPUの製造に関しては東芝やソニーの技術者
から隠されていたにもかかわらず、Shippy氏はCellプロセッサの開発の初期の段階で
得た情報などをマイクロソフトの技術者に提供していたと述べています。

なお、IBMはCellプロセッサとXbox360のCPUの設計を予定通りに完成させましたが、
サードパーティーに製造を委託する能力に長けているマイクロソフトがソニーに先行して
チップセットを製造することに成功した結果、PS3に1年先行する形でXbox360を発売
できたそうです。