新iPadディスプレー供給はサムスン独占 シャープ・LG“不合格”


韓国のサムスン電子は、米アップルが16日から販売するタブレット型コンピューター
「iPad(アイパッド)」の新型モデル向けディスプレーの供給を当面独占する見通しだ。
シャープと韓国のLGディスプレーはアップルの品質要件を満たせなかったという。

米調査会社IHS傘下アイサプライのシニア・マネジャー、ビニタ・ジャカンワル氏は、
サムスンが現時点では、同ディスプレーの単独サプライヤーだと説明。
同氏は、新型アイパッドのディスプレーでは非常に高い解像度が求められており、
「消費電力や明るさの面で妥協することなく、この高解像度を達成し、かつアップルの
品質基準を維持することは、シャープとLGディスプレーにとって難題だったと思われる」
と述べた。

アップルとサムスンは世界中で特許紛争を繰り広げているが、
今回の供給により両社の提携関係は強まる見込み。
ただ、NHインベストメント・アンド・セキュリティーズのアナリスト、カン・ヨンフン氏は、
サムスンと係争中のアップルは、ディスプレーの供給源を分散させる可能性があると指摘する。
ジャカンワル氏は、LGディスプレーとシャープが、4月にも新型アイパッドのディスプレーの
供給を開始するかもしれないとの見方を示した。
(ブルームバーグ Jun Yang)

ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120315/bsj1203150759005-n1.htm