●大株主、ソニー株式を売却
浮上策を描けないソニーに、大株主の米国投資ファンド、サード・ポイントは13年末、ソニー株式(1000億円)を売り払った。
その際に同社CEOのダニエル・ローブ氏は、「私のソニー評価は、すべて幻想だった」と呟いたと伝えられている。

中鉢・元社長は、ストリンガーとの2頭体制だった社長在任中について、次のように振り返っている。
「目指すところがやや違っていた。彼はソニーをグローバルなトップにすることを目指し、私は日本のエレクトロニクスのメーカーとしてソニーをどう立て直すかという考え方だった」
「心残りなのは、社長在任中にもっと大きな、思い切った決断をすべきだった。(中略)さまざまな事情もあり、決断できなかった」
「『次の機会』といっていると、次の機会がやってくるかどうか分からない。『やるなら今』なのだと思う」
中鉢が指摘するように、ソニーはまさに“待ったなし”の改革を求められている。
http://biz-journal.jp/2014/06/post_5206.html