ソニー 職務給「ジョブグレード制」採用で、ほとんど全員年収カットへ 
http://www.mynewsjapan.com/reports/2161

ソニーが、約10年ぶりに新処遇制度に移行し、2015年7月から給料を改訂する。
同社は11年前の2004年、一般社員全員に「グレード制」を導入。
「役割と報酬をリンク」「降格もアリ」と成果主義をうたっていたものの、
運用上は年功序列が維持されてしまい、再度、同じ趣旨の改革に追い込まれた。
今回も、同じ轍を踏まないのか。「ソニー、管理職比率を2割に半減」
(『日本経済新聞』2015年4月5日付)などの記事を読むと、
管理職を半分も降格する大胆人事で急激に人件費を削減するかのように見えてしまうが、それは嘘。
管理職クラスの下のほうを、新たに作った非管理職ランク(I5)に横滑りさせ、
名目上は降格だが、実質の給料はほとんど下がらない仕掛けになっていることがわかった。
【Digest】
◇ジョブグレード制で賃金カット「しょうがない」
◇11人の課に「課長」が8人
◇若手と中堅は、ほとんどステイ
◇非管理職クラスの賃金水準を引き上げた矛盾
◇統括課長に33歳抜擢、「20代にも高い報酬出せる」
◇10年間、給料が下がらなかったソニー
◇執行役員で年俸3千万、平井社長は3.5億
◇統括部長もエコノミークラスで米国・アフリカ出張 
◇追い出し部屋「そこまで来てるオマエが悪い」論
◇早期退職支援条件、割増退職金は10年で半減