文化庁は徴収に際しJASRACに「司法判断によって請求権が認められるまでは、個別の督促を行わないこと」などを求めた
JASRACは文化庁の通知を受け、徴収に応じない事業者に対し、裁判の結果が出るまでは「督促をしない」という

ヤマハ音楽振興会(東京・目黒)などの音楽教室でつくる「音楽教育を守る会」には365の事業者が加盟している
守る会は「司法の判断が出るまで徴収に応じない」としている

JASRACは17年6月、音楽教室に著作権使用料を徴収する内容の使用料規定を文化庁に提出していた
守る会は同月に東京地裁に提訴。両者は協議を続けていたが決裂し、同年12月に守る会が著作権等管理事業法に基づく裁定を申請した
裁定の申請を受け、JASRACは1月1日から予定していた徴収を見送っていた