12.9インチのiPad proを手にしてしまった以上、もはや紙のノートを使う気にはならない
とはいえ、紙に万年筆で書く快感を求める気持ちは衰えない
だからといって合理的な目的を失ったペンを紙の上でただ無闇に走らせるのも虚しい
そこで模索した結果が、万年筆と紙はメモ、という割り切りだったんだが
そこであるささやかな(しかし自分にとっては重大な)発見をしたのだった
今ではメモを書いては捨て 残したいものもスマホでスキャンした後に捨てている
この捨てるというところが重要なポイントなのだ 
紙は自然とスキャンしやすく捨てやすいロディアやニーモシネ一辺倒になった
皮肉にも、有用なデジタルデバイスを手にしたことで万年筆の新しい魅力に開眼することとなった
万年筆を握り紙の上にインクを落とすという行為が自分の中で
ある種のエロティックな運動にすり替わってしまったよーなのである