私が所属する大気海洋研究所の前身のひとつである気候システム研究センターでは
「地球の将来の気候はどうなりそうか?」を研究するための気候モデルを90年代より開発してきました
その原型である大気大循環モデル(AGCM)を開発していた沼口敦博士(故人)が、地球上の水の量を減らした実験を夫に見せたのが研究の始まりです
その実験結果が火星のかつての姿に似ているのではないか火星に水が大量に流れた痕跡があることの説明ができるのではないかと夫はさらにたくさんの「もしも」を考えて大量の数値実験をしました