本書の白眉でもある海惑星と陸惑星(第5章)の考察につながることになるこの研究は科学者阿部豊の資質をよく表していると思います
それは「もしも」「もしも」とたくさんの可能性を想像し想定しながら大胆な問題を設定し理論や数値実験の緻密な分析など科学的なエビデンスを積み上げていきながら問題を丁寧に解いてゆくというアプローチです