アルメニアン・ダンス(パート1)はハリー・ビジャンの委嘱により1972年に完成。翌年ビジャン指揮のイリノイ大学シンフォニック・バンドにより初演。この時は楽譜に「パート1」と書かれていなかった。
初演でこの曲に惚れ込んだビジャンはリードに続編の作曲を依頼。このため1974年の出版時に、タイトルに「パート1」が付けられた。
パート2となる3曲は1976年頃に完成。パート1と合わせて全4曲からなる「交響曲」にする構想だったが、パート1が重すぎてバランスがちょっと悪くなっている。

出典
『アルフレッド・リードの世界 : その人と作品77曲の全解説』アルフレッド・リード 著・監修、村上泰裕 訳