>>311
演奏者に指導するには、演奏者以上に演奏を知っていなければいけないから。
こればかりは、自分が演奏者として経験を積むしかない。
世の中には、「それは誰から聞いたんだ?」という、他人からの借り物の言葉でしか語れない人間がいます。
マニュアル化した知識で指導することなど、到底できることではない。
「自分で汗はかきたくない。でも、『デキる人』には見られたいんだよね」というのは、
あまりにも都合が良すぎる話ですね。

指揮者にしても、最初から指揮のすべてを知っている必要はない。
そちらが研究熱心な方なら、演奏者も力になりたいと思うでしょうが、
他人からの干渉を拒み、最初からやりたいことを選びたがる人間が相手なら、演奏者もアドバイスする気がなくなってしまう。
現場は、学校ではありません。
先輩を気取るわけではありませんが、やはり周囲の人間は大切にされたほうがいいと思いますよ。