出演者です。早い出番だったので休憩後の後半の団体の演奏を聴きました。

演奏は、倉敷、NTTが飛び抜けていました。
個人的には倉敷のサロメの中間部のトゥッティのサウンドが絶品だと思いました。
所々、本物のオーケストラの様な響きがしていました。
今回の会場がホームグランドだったことも倉敷には優位だったのでしょう。ただNTTの課題曲
騒動が無くても、NTTより上位と感じました。全国大会がんばって頂きたいです。

防府の演奏は、すっきりと整った演奏で課題曲3は模範的な演奏なのでしょうが「面白み」は今ひとつ。
セルゲイ・モンタージュもきっちり整っており、その部分はすごいのですが、「薄い音楽」でした。
ただ、これから全国大会に向けてしっかり竹中節になるのでしょう。

大田の演奏は、個人的には好きな演奏でしたが、課題曲が…、地雷曲ですね。3か4が聴きたかったです。

ファミリアの演奏は、正直、大人の部門の演奏という感じではなかったです。このスタンスで臨むならば、
もっと精度が必要なのでしょう。

NTTの課題曲は、演奏は良かったと思いますが、課題曲としては??改変かどうかは議論の分かれるところですが、
失格ではないということは改変とは認められなかったものの、審査員は逸脱した表現と判断したのでしょう。
得点集計表を見ると、NTTの課題曲にはE評価が3つ、D評価が1つ、C評価が3つ付けられています。代償は大きかったですね。
自由曲の評価もNTTにしては低調ですが、課題曲にE評価をつけた審査員が自由曲にはA評価をつけているので、課題曲の評価とは
切り離して評価されていますね。そういった意味では今回の審査員は筋を通した評価だと思います。

偉そうなことを書きましたが、それでも、そのNTTの得点に大きく及ばない我が団は、どうすればいいのか考えさせられる大会でした。