ユーフォニアムって、現在主流となっているのがイギリス系のコンペモデルだけど、要は9フィートの管長のテューバなわけでさ。
それがドイツ系の物になればロータリーのテナーテューバになり、アメリカ系の前ピスバリトンホーンとか、音色や使途にはバリエーションがある。
確かにイギリス系の楽器は一頃モコモコした音色みたいに勘違いされていたし、またそれを良しとする向きもあった。今はだいぶクリアーな音色(ブライアン・ボーマンの音をイメージしてもらうとわかりやすい)になったけど、それでも他の金管楽器とはどうしても異質の物であることが避けられない。
吹奏楽では定席の楽器だけど、オケでは特殊用途のソロ楽器で、それも時にはドイツ系のテナーテューバが指示されたりするのはそこが理由。
逆にオケではイタリア物でチンバッソが指定されているけど、吹奏楽で使われる事はほぼ皆無でしょ。
要は音色と使途、または好みやお国柄によって、出番や使い分けのバリエーションがあるという事。
それを抜きにして、ユーフォが好かれるの嫌われるのという話はできないと思うのだが。