吹奏楽コンクールをたまに聴きに行くことはあるが、プロの吹奏楽を聴くのは今日が初めてだった。
プロオケの方はここ数年は年に30回ぐらいは聴いている。今日の席は1つ置きのソーシャルディスタンス
対応だった。おとといフェスティバルホールで聴いたウィーンフィルは以前と全く同じで周り四方に
人がいる様式だった。(日本政府が今はそれを許可しているから日本のオケ演奏会もそうなって来ている)
今日のプログラムで邦人曲の作曲者2人来ていて会場から大きな大きな拍手を受けていた。1曲めのホルストの
第1組曲が自分には最も素晴らしく感じた。吹奏楽はこうでなくちゃあね。最後の委嘱初演曲はコンクールで
よく聴く同じ作曲家の復興の延長上にある曲かなあと個人的に勝手に思ってしまった。買ったチケットは
1番安い3000円だった。おとといのウィーンフィルでは急に行こうと当日になって決めたから34000円と37000円の
チケットしか残っていなくて、34000円の方を物凄く迷いに迷って買った。(やめる選択肢もあったのだけどね)
値段比較でなら今日の10倍以上のウィーンフィルの演奏が10倍以上素晴らしかったかというとそんなことはなかった。
今日の東京佼成ウィンドオーケストラはチケット代以上の演奏が聴け十分に満足するものだった。
なんと去年はフェスティバルホールでベルリフィル。(どんだけ金持ちとか言われそうだが、その時も迷いに
迷ってチケットを買った)その時は35000円だった。曲目はブルックナー8番でそれはもう最高の演奏で、迷ったが
最後は買うことを決めた自分を褒めたくなったものだ。ベルリンフィルだから間違いなくいつも素晴らしいかと
いうとそうでもなく、来日前にベルリンで同じ曲を演奏しているのだが、その演奏なら日本のオケでもやれるの
ではというレベルに思えた。(ベルリンフィルは過去の定期演奏を有料で聴ける)何をくどくどとなるのだが、
聴きに来た客が満足する演奏を吹奏楽だろうが、オーケストラだろうがしないとこれから先はプロといえども
消えて行く運命になるのではないかと最近思うようになったから書いてみたくなった。