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そもそも学校という場に存在する権力関係が、セクハラ・パワハラの温床として機能しかねないものであることが根本。

それに加えて、吹奏楽というのは一体感・連帯感が求められる技芸であって、これはある種の官能を伴うものである。
そもそも、子供達に行わせるにはこの点に留意が必要だが、一般にはもちろん、吹奏楽に携わる当事者にもこのような認識は殆ど共有されていない。

これに加えて、コンクール偏重の結果としてのカルト的、あるいは、軍隊的な"教育的指導"が要請されることが大きい。
要するに、高校生の3年間という限られた時間の中で結果を出すためには、洗脳あるいは暴力といった手法を用いるのが手っ取り早いということだ。
これを繰り返す内に、指導者の側も、よほど注意を払わない限り、自らに万能な力が備わったと錯覚してしまう。

こういった要員に対して、榊原達個人の気質が加わることで起こってしまったのが、榊原達の性犯罪事件だとおれは考えている。

これは、榊原達に限らず、日本の吹奏楽界全般に組み込まれている病のようなもので、榊原達に限らず、吹奏楽部指導者による性犯罪事件があとを絶たないことが、それを如実に示されている。