初級バンド向けの課題曲における厚めのオーケストレーションは、
現場の事情(特に編成やパート間の技術の偏り)に対して融通を利かせやすくするために施される印象があるが。

ただそういった配慮を考慮しても、大して評価するような作品だとは思わないのが正直なところ。
ブログで「過去の名演を参考に出来るよう、敢えて既存のスタイルを下敷きにして書いた」といった感じのことを書いていた覚えがあるが、
そういったコンセプトの作品にしても、同じ年の「スペインの市場で」の方が充実した作品に仕上がっている。