11/11 松戸森のホールにて、各種音楽コンクール受賞記念演奏発表会。
本年度は客席からのビデオ録画禁止がアナウンスされた(昨年は2階席のみOK)。

中学校の吹奏楽は、第五中、第六中、第一中、小金中、第四中。

第五中「ベトナムの回顧」。30人によるまとまりの良い演奏、楽器の持ち替えも頻繁。

第六中「そしてどこにも山の姿はない」。オーケストラ部の管打奏者による吹奏楽、サックスを含まない編成の現代曲。指揮者も部員も、曲を見事に手中に収めていた印象。
「水漏れ注意」な特殊楽器を、木管奏者が器用に演奏していたのも面白い。ただし運営側のミスだろうが、終盤、舞台裏から足音が激しく聞こえてきたのが興ざめ。

第一中「シネマ・シメリック」「ノートルダムの鐘」。後者はマーチングコンクール演目。やや好みが分かれそう。技術上の難点はないのだが、新しさや魅力に乏しい印象も受ける。この演奏会の出し物を、どちらか一つに絞ったら、印象も変わったかも知れない。

小金中「シネマ・シメリック」。昨年に引き続き第一中と同じ曲。今回は、音楽的にも音響的にも、小金中の方が圧倒的に魅力的だった。細かいことだが、演奏終了後の起立が早すぎ、余韻がかき消されたのがやや気になる。

第四中「パルティータ」。ここは例年通り完璧な演奏。

このほか、第六中は管弦楽の演奏として、カリンニコフ「交響曲第一番第一楽章」も演奏。吹奏楽曲が続く中、素朴な旋律美に溢れた管弦楽の響きは、ホッとさせられる。