九州の一般バンド Part12 [無断転載禁止]©2ch.net
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金賞・九州代表
春日市吹、西区市民、ブリヂストン
金賞
アトラク、JSB、佐賀市吹、サムライ、ひむか
銀賞
松浦、コンフォート、宮之城、熊本市吹、天草、ティラミス、ウインドアンサンブルT、那覇、熊本ウインド、飯塚、ジョリーカンパニー、コザフェスタ 長崎のバンドのものだが福岡からウザいやつが来ててウザい みんなおつかれ
全団体を聴いて帰ってきたが、もうこれ全員金でよくね？（錯乱）
前半金なしってどういうことよw 全部聴いて流石に疲れたがブリの演奏で大満足。すでに全国金確定の演奏でもはや別次元。
聴く場所によって感想もわかれるかと思うが、審査員席の後ろで聴いた感想としては、今年は代表3団体とその他のレベルに明らかな差があったように感じた。審査員によって代表が変わるというレベルではありませんでした。 まじか、西区はないと思ったけどな
ブリは確実に思ったけど残りは春日が有利、残りを佐賀、西区、サムライと思って依怙贔屓して>>172と予想したけどねぇ
てかスキャットはやめれ、聞こえんし下手やった… ブリヂストンの復興とかブリヂストンのマインドスケープとかブリヂストンのアークエンジェルズとかブリヂストンの巨人の肩に乗ってとか聴いてみたい 松浦が金ならほぼすべてのバンドが金になっちゃう
ただ、松浦の指揮者さんバンドのバランスとか音楽の進め方とか非常に良かったと思う 俺も正直、松浦を金にして、
全体のほぼ６割～７割のバンドを金にすればよかったのに、と思うw
とにかく、朝イチであの演奏は大健闘ではないだろうか 九州は絶対評価で、金賞が付く点数は決まってるんじゃないの？ みんな上手いことは上手いけど似通ったサウンドになっちゃって面白味に欠けるかな >>192
バランスも進め方も指揮者じゃなくてエキストラが考えてるから
誉めるなら謝礼なしで貢献しているエキストラへどーぞ >>200
どこから来てるエキストラ？
サムライも福岡から来てるだろ ブリヂストン 92
春日 西区 91
佐賀 84
以下忘れた
次が82だったかな ブリヂストンが92しかないことにびっくりｗ
後半の金団体と遜色ない団体も前半に数団体ありましたね。 途中まで審査してて、「やべー、これ金出ねえな…」とか思ったんじゃね
ま、妄想だけど 失礼しました(笑)
前半は軒並み7～8評価が並んでた記憶 ブリはガンガンやり過ぎてバランス崩してるとこ無かった？ 全てのパートがガンガンやりすぎてるのでバランスは崩れてない
音圧がホールのキャパを超えてるところはあったと思う しかしあのダイナミックレンジの広さはたまげた
ppがちゃんとppなのよ、他所と違ってさ 代表が２年連続同じ組み合わせになったのは2007、2008年の緑、佐賀以来。
職場一般統合後は初めて。 >>209
尼崎はあれくらいやってもまだ聴けるホールなの？ 大分のジョリー？だったかな
トロンボーンいい音してましたね
特に1st上手いと思いました！
バンドから楽しさが伝わって来る演奏でした。by福岡人 改めていい作曲家だなぁと思ったわ、春の猟犬。
でも一本調子だったのが惜しかった、ノーカットで来るとは思わんかったし(笑) >>211
緑は2008年の時点で３年連続出場達成。
一方、佐賀は３度目の３出リーチ(2009年に阻止される)。 >>217
ノーカットなのか。時間ギリギリだろうに 西区よかったけど、だからこそできてないところが勿体なかった！
課題曲、後半に向かうにつれてワルツの流れが停滞してると思われた。特にサックスソロあたりから。テンポゆっくりだけど、ワルツなんでしょ？でも終わり方はきれいだった。
自由曲の歌のところ、声楽の発声してないのがいるから興ざめ。特に女声パート。カラオケで歌うときのような声で歌うなよ。萎える。
サックスソロ、ビブラート速くない？まぁこれは好みか。テンポに合ったビブラートってあると思うんだけどなぁ。
後半どうしたいんだろ？方向性が見えないというか、楽譜吹いてるだけー、みたいな。
全国大会にはどんな表現になるのか、楽しみにしてます！ >>221
よければ週末に全団体の感想を書こうと思うが、Ⅲはほんとうに一筋縄ではいかないと思う
ワルツの拍節感を出すのは当然のところ、小節線と主旋律の構造が一致しておらず
自由度が高い ただ、全くとらえどころがないというわけではなく、スラーの意味を考えていけば
すばらしく能動的なフレージングをともなったワルツが完成するだろう
西区は「ワルツというのは４分の３ではなく、実は４分の６でフレージングを感じるんだよ」という演奏であり
フレーズをまたぐ際の自然なソステヌートの付き方に感心したものの、
もっと旋律の反復進行に注目したアゴーギクの振幅が欲しかった 個人の好みもあるがなw
あと、おっしゃるように「適度なヴィヴラートの深さ」ってあるんじゃないかと俺も思うんだ・・・ 佐賀は毎年定演聴き行ってるけどサウンド変わっちゃったなー。音が痛い 人の見た目をどうこう言う奴は自撮りをあげてから言ってみろ コンクールのための音楽作りをしてるんでしょって代表団体を批判するやつが出演者の中にもいる。
まるで本当の音楽を知っているかのように。
そういうやつは永遠に井の中の蛙で朽ちていけばいい
音楽が評価されるようになったとか言ってるのに、評価されてる団体は音楽してないのか？
僕私はそういう作り方嫌いだななんて言ってるうちは人間性も音楽性も腐敗するのみ >>227
でも平然とマインドスケープのラスト音足して歪曲してる団体いっぱいいるじゃないですか。高さん本人は承認して作曲家がツイートしてますし >>228
承認して×
承認してない○
失礼しました 言葉足らずでした
縦を合わせたり調整を意識した音程感覚を整えたりといった地味な練習をイコールコンクールのための音楽作り(練習)と捉えそれを後の世代に伝えようとしてる奴が多いということが言いたかった
既存の曲を音足したり減らしたりの編曲を容認してはいない >>230
無論所属バンドにいる上記意見を平然と言っている人間に対して >>224
学園卒の奴が増えてるからとか？(個人の意見です) 佐賀市民はホルンが昔ほど圧倒的じゃなくなったことと、木管（特にフルート）の音色が良くないね。あと、縦、音程と基本的なことがあまりにもアバウトになっている。今年の課題曲3であれだけユニゾンが合わないと流石に代表争いは難しいかな。 宮之城の指揮者は棒を振るのが今回で最後だったそうな。 ブリヂストンは普通に演奏すれば全国は確実なので
行列幻想みたいな曲を取り上げてくれると嬉しいのだが。 西区市民の演奏聴きました。大変美しいですね。そして、高音域も去ることながら中低音のハーモニーのレベルが素晴らしい。
こんなに美しいハーモニーは全国的にも珍しい。西区市民さん応援しております。 >>226
そんなバカな真似するわけないだろブス指揮者 >>240
匿名掲示板で特定人物を叩くのは
卑怯者がやる行為。小さいね。
演奏批判ならまだしも演奏関係ないしな。 >>242
あのブス指揮で吹けるのはすごいよ
笑って吹けないわ >>235
九州の一般バンドで初めて３出達成をなし得た時が全盛期だったよなぁ…
練習量の多さや練習参加率の高さも凄かったと言われてたし… >>246
週２回(土日)。
練習時間は昼から夜にかけて。
大抵はパート練習→合奏だが、パート練習のみで終わることもある。
苦手な箇所を克服することに集中している。 >>244
お前の母ちゃんでーべそ♪レベル(笑)
バカかお前は(笑) 所詮こんな所でしか書き込めない小心者なんですよきっと。 １．松浦ウインドオーケストラ
４／「GR」より シンフォニック・セレクション（天野正道）
課題曲。第１マーチのなめらかな歌い方が心に残る。
ちょっと気になるのは第２マーチをはじめ各所にサックスが介入してくることで、
他パートの音を増強したり、援護したりする役割を外れた自己主張※を感じた。
一方、グランドマーチ主旋律の跳躍進行は、あたたかく伸びのある質感であった。
自由曲。トランペットソロは自然なカンタービレで好感が持てる。
やはりというべきか、よくも悪くサックス大活躍！もはやクラを喰う勢いw
音程が近い楽器での音色のブレンドについて、さらに研究が必要なのだろう。
大きなクレッシェンドでは、音像の輪郭や和音の性格が決まらぬまま大きくなってしまう。
それでも最後はグランディオーソ感たっぷり、勇壮に曲を締めくくった。
※もっと問題なのは、サックスの動きが、ほかの楽器を支えようとしているのか、
自分の音色に寄せるようアプローチしているのかがどっちつかずになっていることである。
２．コンフォート・ウインドアンサンブル
４／pour[Comfort]（天野正道）
協和音にうなりが多いものの、それがいい方向にも悪い方向にも作用していく課題曲。
練習番号Ｃ２小節目と４小節目のホルンの応答旋律はもっと強調してほしい。
第２マーチのトロンボーンはとってもいい音色！！
練習番号Ｋ３小節目頭の和音の質感だって、バッチリじゃないか！
自由曲。この楽団の創立３０周年記念委嘱作品で、「pour」とは英語でいうforと意味が似ている。
中間部、伸びやかでたっぷりとした息遣いのクラリネットのメロディーに添える
穏やかな表情の和声進行が心にしみる。
終盤は、「スタティック エ エクスタティック～」を一部引用（？）、
天野作品の魅力をたっぷりと伝え、華々しく終曲した。
ここまでやって銀賞とはつらい。 ３．宮之城吹奏楽団
２／ウインドオーケストラのためのマインドスケープ（高昌帥）
課題曲。旋律の順次進行の部分に妙な起伏を感じたりするが、もっと軽やかさが必要？
トリオではすばらしいエスプレッシーヴォで、フルートの音色が活きる。
練習番号Ｊでしこたま耐えて、イントロ４小節目のリズムパターンの再現を
スネアで派手にやり、それをきっかけに練習番号Ｋで力を開放していくプラン、
俺は結構好きですw
自由曲。クラリネットの密度のあるアンサンブルが好印象。
一部、高音金管強奏の場面で和音の性格が不明瞭になる場面があった。
後半、強奏後の順次進行下行形デクレッシェンドで一気に音の内容がやせ細ってしまう。
それでも銀賞は酷だなと思った。
４．熊本市民吹奏楽団
４／富士山 ～北斎の版画に触発されて（真島俊夫）
パワーにものを言わせたファンファーレだが、もっと力を抜いてほしいw
第１マーチ、主旋律の４分音符や付点８部音符※にあまり反応できておらず、生気が薄いw
ただ、ホルン応答旋律の再現はすばらしかった。
グランドマーチでは非和声音に力をこめ、和声音で脱力すればさらに自然なうたになったかも。
自由曲。高音金管の短音符の処理ががさつで、ユーフォニウムのうたいかたも
たどたどしく感じるところも一部あったけど、和声進行に心がこもっており
情熱と情緒の変化を感じる演奏であった。
終局直前、真島作品によく出てくる外声反進行はさすがの気迫。さすが職一！
※特に練習番号Ｂ３小節目は、Ｊ７～８小節目でそのリズムパターンが再現されることを
充分意識し、かつそれが説明的にならぬよう「趣味の良い」付点８部音符の置き方が
求められられるのではないだろうか。
練習番号Ｂ６小節目の四分音符は旋律の最高音であるので、軽く流さず、
少し重心を置いてもいいのではと思った。この小節の前後にはほとんどスラーがついているが、
この小節には１・２拍目にはスラーがないことにも注目したい。
スラーがないのはある意味当然だ。この山（旋律）の頂点だからだ！ ５．天草吹奏楽団
４／カントゥス・ソナーレ（鈴木英史）
ロマンたっぷりのファンファーレから始まった課題曲。
第１マーチの主旋律のうたいかたは俺の理想そのものであり
４分音符の適度な置き方が心に残る。
旋律に現れたEs→Dモーションの熱いうたいかたも好きだぜ！！
トリオでは、ベルトーンを含んだ旋律がちょっと乱暴w 丁寧な処理を心掛けたい。
自由曲。序盤のファンファーレはすさまじい完成度。
たっぷりとソノリティあふれる木管の弱奏～メゾフォルテもすばらしい。
和音を形成する際のうなりをさらに抑える努力が必要と思った場面もあったし、
終盤は「うたのひびきあい」が表題の割にトップノートの個性が出過ぎていると思ったが、
ここも金賞レベルではないかと感じた。甘すぎるか？
６．ウインドアンサンブルティラミス
２／秘儀Ⅳ〈行進〉（西村朗/福本信太郎）
下拍に力が入りすぎ、全体的にマッシブな印象。
第１マーチのフレージングはさらに読譜と演奏実践の研究を要したい。
特に、練習番号Ａ４小節目など、順次進行が入っているところは（楽譜に書かれていないが）
なめらかにスラーをつけてやるとちょっと能動的なうたいかたに聴こえてくると思う。
グランドマーチは高音金管の輝きに、すこぶる感動しましたw
自由曲。アップテンポで、音程の上下がひたすら繰り返しながら迫ってくるものは
どうみても人間の「行進」ではない。唐突に整列させられるユニゾン、かと思えば
やむにやまれぬ感情が噴出する同音連打、不協和音、
挙句の果てにはトーンクラスター総動員で、わめきだすような質感の音を
会場に充満させる。これを「雑音」ではなく音楽的に納得できる音色と
テクスチュアで表現しきったことに拍手！俺の中では名演です。 ７．インドアンサンブル"T"
３／「プリマヴェーラ」～美しき山の息吹き（八木澤教司）
課題曲。練習番号１、旋律以外の和声に関するパートで音程の悪さが目立つことがあった。
クラリネットソロの場面など、拍節感をあたえるパートはやや足取りがたどたどしく、
旋律の「引き」にさらなる美しさと質感を求めたい瞬間があった。
それでも、自然なアゴーギクをワルツに与えたいという作曲意図は充分満たしていたように思う。
ただし、練習番号８のペサンテからヴィーヴォへの心境と音色の変化を求められる場面が
いつまでもペサンテのままだったような気がw
自由曲。デュナーミクの振幅がやや大きい気がするものの、しなやかなトロンぺットソロが印象的。
クレッシェンドが与える濃淡、テンションがかかる和音のクレッシェンド、
トリッキーなリズムパターンの再現に合唱、協和音の力強いハーモニー・・・
楽譜の要求に彼らなりに応えきった演奏だったと感じた。
８．那覇市民吹奏楽団
４／「巨人の肩にのって」より （ピーター・グラハム）
課題曲。序盤のファンファーレは和声感を大事にしながらも内声のEs→Dが聴こえる秀逸な出来。
第１マーチは四分音符に適度に力が入った模範的なうたいかた。
第２マーチを重厚に演奏するあまり、リズム感まで重々しく感じた。
しかしそれがトリオの落ち着きにつながるのだから油断できぬw
グランドマーチは途中で耐える場面を作ってみせ、後半大きく羽ばたくようなイメージ。
自由曲。ブル８番第４楽章序盤のファンファーレはやや力不足w
後半の重要なテーマがはじめて登場する直前、弱奏がとっても汚いですw
それでも、トランペットはしっとりとした質感のエレジーを見事に演奏し、
シロフォン大活躍の第三楽章では、やはり金管の力不足が目立ったが
終盤は、マエストーソ感あふれる盛大な演奏だった。 ９．熊本ウインドオーケストラ
４／交響曲第１番「アークエンジェルズ」（フランコ・チェザリーニ）
肝心のハーモニーがやや濁った質感ではじまった課題曲。
全体的にリズム感がうしろに傾き、すこし重々しい。
トリオはピッコロ以外のパートはもっと耐え、少ない音量でピッコロを際立たせてほしい。
というか、それが本来のトリオなんじゃないかなあ。
自由曲。金管の適度なうなりがいい意味で和音の荒々しい質感を生んでいる。
色つやがあるサックスだって、見事なもの！
金管と打楽器の音色がかなりバンド全体に対して優勢で、かえって単調かも。
終盤、第４楽章では強奏の羅列であり、音と音の間のつながり、感情的起伏を感じない。
和音の連結、音のつながりについて、もっと前後関係を考えながら演奏してほしいと感じた。
１０．飯塚吹奏楽団
３／三つのワシントンの彫像（フィリップ・スパーク）
課題曲。練習番号１までのフレージングには徹底した連続性をもとめる一方、
２拍分のアナクルージングにはさらに生気が欲しいところもあった。
練習番号２のフルートの短音符はちょっとパサパサした質感で、
転調にはうまく反応できていたものの、ペサンテでの和音がかなり汚く
ハーモニーを重視する場面では優雅さが半減している。
自由曲。第１部ではクラリネットのしなやかなうたや、気骨あるロングトーンが映える。
第２部は威厳のある雰囲気に乗せてホルンが語りかけるように歌う。
ベルトーンは第２部の核心※であると思うので、芯の強さとやさしさを盛り込みながら奏したい。
第３部はジャジーな曲想に乗ってさわやかに駆け巡るが、
バウンスの取り方はさらに研究してほしいし、リズムの感じ方がスクエアにすぎる瞬間もあった。
※なぜこの楽章でベルトーンが重要なのか？それは題材を考えればわかるだろう。
キング牧師の有名な演説では、人種差別に対抗する意思が示されるとともに、
「自由の鐘」という言葉を何度も登場させ、アメリカ人民の自由と平等の獲得について表現した。
曲中に登場するベルトーンは、『「自由の鐘」＝彼のアメリカへの願い』そのものを
象徴していると思いませんか？ >>260
オーマイゴッド！！ ご指摘ありがとうございます＆失礼いたしました
これじゃインド人の集まりみたいw
あと、さらに用語の誤りがあったので訂正いたします
飯塚吹奏楽団の課題曲のところです 申し訳ありませんでした・・・orz
正：アナクルーズ（もしくはアウフタクト）
誤：アナクルージング >>262
ながさきたぬき座は謂わばナガサキ・ウインド・オーケストラの前身団体です
佐世保吹奏楽団はコンクール出てないですが活動されてますよ >>235
来年度から福岡県の某高校の顧問に就任とか。
神様とTADの教え子であることが大きい。 でも鹿児島の高校振っててイマイチでなかったかい？
一般と同じようにはいかんのでないの。 >>263
私のことでしょうか？ ふだんはそのスレにいますが
こっそり出張してきていますw
さあ、深夜になったので批評家気取りでこっそり続きを書きます
（昨日は突然前触れもなく感想を書き散らかしすみませんでした・・・）
キ○ガイ長文嫌いな方は、専ブラＮＧ推奨でお願いします
１１．アトラクティブ・サウンズ・フェロー
４／復興（保科洋）
これ以上ないほどのすばらしいファンファーレから始まった課題曲。
ホルンもよく効いてます。なかなか付けづらい松葉も楽譜に忠実です。
ただし、第１マーチの付点８分音符、４分音符の置き方は少し納得がいかない。
トリオ主部以降は、のびやかなうたと大声を張り上げない適度な音圧で
この楽曲のさわやかさを表現しきった。
自由曲。完璧でごわす。指の先からつま先までエネルギーが充満したフレージング、
素晴らしい精度のアンサンブル。金管すらよどみのないハーモニーで圧倒された。
そんなに大声を出していないのだが、その余裕すら感じる音楽づくりには感心する。
そのくせ後半では必死に情熱をこめたうたが展開されるのだから、文句のつけようがない。
１２．J.S.B.吹奏楽団
５／天地の道 ～Ode for Sego～（福島弘和）
課題曲。１小節目から納得のピアニッシモで始まった。
練習番号Ｂ直前のアッペーナリタルダンドも、ついロマン主義の手垢がついた表現になりがちだが
しっかりと避けている。が、ファンファーレの和音は輪郭すら定まっていない瞬間が。
後半のオスティナートはアーティキュレーションが楽譜に忠実で好感が持てる。
自由曲。旋律の引きの場面や金管のロングトーンなど、さらに音程に正確さを求めたい。
それでも、シーンの転換点では高音金管のアルペジオが冴えわたる！！
弛緩部ではフルートやオーボエ、ファゴットの質感のすばらしさが印象に残る。
クラリネットの高速連符の処理が流れるようだし、
レガートリーな旋律も熱っぽいうたいかたであった。 １３．春日市民吹奏楽団
４／ヴァージョン・リミックス・パァ・ラ・フォルム・ドゥ・シャク
・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコープ（天野正道）
課題曲。すばらしいハーモニーのファンファーレ。３・４小節目で適度にアラルガンドがかかる。
リズム感の良さ、適度に力の抜けた快適なハーモニーが印象的。
練習番号Ｉ直前のリタルダンドのかかり方もかなりいい塩梅。
旋律を無理やり造形せず、音の前後関係を考えた自然なうたいかたで好感が持てる。
自由曲。大声を張り上げなくたって、真摯なつくりの音楽は観客の心に残るといわんばかりの好演。
舞台真反対にいるティンパニと弦バスの連動・シンクロ感が見事。
終盤、鮮烈なバスパートがまるでプロコフィエフの交響曲のように地鳴りをあげ、
強烈な和声外音の直後すばらしい協和音で終曲、和声の解決による大きなカタルシスを感じた。
正直、俺が今日一番感動した演奏だった。見事だ！！
１４．ジョリーカンパニー・ウインドアンサンブル
２／序曲「春の猟犬」（アルフレッド・リード）
課題曲。おとなしめなサウンドで典雅な演奏。
主旋律・対旋律ともに音程の前後関係を考えた起伏がもっと欲しい。
グランドマーチでははじめ、フルートとトランペットがほぼ対等にブレンドし
その後トランペットが優勢になるという作り方で、物語性を感じる演奏であった。
自由曲。トロンボーンがクッソ上手いんだが、何者なのか？w
演奏自体は、強奏がやたら酷い音程だったところもあるし、傷も多かったものの、
終盤数小節で一気にギアチェンジする様は感動モノであった。
圧倒的な力を最後の瞬間まで耐えて耐え抜いて見せずにとっておくという、
九州職一全体の傾向とは正反対のベクトルの音楽を聴かせていただきました。 １５．佐賀市民吹奏楽団
３／楽劇「サロメ」より 七つのヴェールの踊り（R.シュトラウス/近藤久敦）
課題曲。指揮者は（佐賀学園）高校のときとは異なり、アゴーギクの振幅を広くとっている。
転調時はこれ見よがし的にテンポを遅く取ってみせるところにクスっとくる。
拍節感を演出するバスパートは、確信をもって曲を進める意識に満ちていた。
自由曲。音符のグループ分けがろくになされていないせいか、音が散発的、
局所的に吹き散らかすような演奏で、音と音との間につながりを感じない。
たとえば「その音はどこに向かうのか」とか
「連符パッセージの最後の音を取り出して並べると、大きな流れとしてどう見えるか」だとか
ミクロの視点から音楽の前後関係を考え大局的な音楽観をつかむ努力が不足している。
後半になればなるほどそれは顕著だった。
１６．西区市民吹奏楽団
３／歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より（ピエトロ・マスカーニ/宍倉晃）
課題曲。舞台右手前列にブラスセクションを置く独特な配置。
この曲に付いている「（小節線をまたぐ）スラーとはフレージングスラーである」という旋律解釈の下に
演奏されていることがはっきりわかる。そして、それは正解であろう。
アナクルーズには適度なアゴーギクがあり、フレーズの進み方に程よい力感がある。
練習番号８、ティンパニはペサンテ（＝重々しく）に相応しいもうすこし重量感があって
かつ底抜けのする、締まった音が欲しいときがある。
自由曲。このバンドは、オーケストレーションがうすいところはひたすら清廉に、
分厚くなる場面では見事なまでに骨太かつゴージャスに演じてみせる。
ヴェリズモオペラとしてのフレージングやアゴーギクの振幅を感じていたいし、
どこか「吹奏楽版だから」というエクスキューズを感じてしまう演奏ではあった。
しかしそれは編曲自体にも感じることで、演奏者だけに責を負わせるのはやや厳しいだろう。
※ヴェリズモオペラは文学的現実主義の影響の下、日常的な生活を描いた。
たとえば、カヴァレリア・ルスティカーナでは、当時のシチリア地方の「不貞は死に値する」という
価値観が表現されている。言葉のイントネーションが旋律の音程的起伏につながっているのも特徴だと思う。 １７．サムライブラスオルケスター
５／パラフレーズ・パァ「スタティック・エ・エクスタティック」
アヴェック・アン・プロローグ・エ・レピローグ（天野正道）
課題曲。トランペットのみ、やや全面に配置された独特なシフト。
ファンファーレは音像が定まらぬきらいがあるものの、
３１・３２小節目のホルンの平行移動グリッサンドはすばらしいひびき。
ピッコロもトランペットもやや鋭角的なサウンドで好みが分かれそう。
オスティナートは強奏、フェードアウトの場面、最後の堂々たるユニゾンのどれも一級品。
自由曲。ふくよかでしなやかなハーモニーが映える。
バスパートに力があり、どのシーンにおいても和声進行をしっかりリードしていた。
和声音において、内声に起因するであろう和音の揺らぎやうなりがあったし、終盤は
旋律の造形がいまひとつ保たれていないシーンがあったものの、堂々たる演奏だった。
１８．ひむかSound CLUB
４／復興（保科洋）
課題曲。作曲意図をつかみ、解釈したものをしっかり演奏実践するという
当たり前のことが、こんなに大事なことなのかと思わされた。
クレッシェンドだって、スタートボリュームを落としながら稜線を
しっかり見せることで、フレキシビリティあふれる演奏になった。
ただ、ホルンの応答旋律はもっと出てきてほしいなあ。
ただ、グランドマーチのうたいかたは、かなり好みだ。
自由曲。ここもリアルなピアニッシモで曲が立ちあがる。
2016年にこのバンドを聴いたときは、強奏もあたたかい音色だなあと思っていたのだが、
厳しく鋭い高音強奏もかなり高い水準で演奏表現できていたと思う。こんな音も出せるのか！と感心しきり。
特に場面接続においては、この曲の魅力を極力スポイルしないようなカットであり、
転調をしっかり意識した演奏であった。
やはり誰が何といおうと、ひむかは俺のお気に入りのバンドなんだw
※「旋律を聴いて和声を想起し、和声の連結・進行の中に旋律を見出す」というのが
おそらく課題曲Ⅳの最大の課題だろう。
イントロの中の内声にEs→Dの動きを見つけ、
第１マーチの旋律として登場するEs→Dは、ハーモニーを思い出しながら・・・ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
