>>543
続き

関西学院大学
課題曲は少し前向き目で明るい演奏でした。
3番は本当に難しいなと改めて感じました。移り変わる和声の楽しさと各場面でのサウンドの変化がもっと欲しいと感じました。
場面の変わりはわかりやすいのでそこに進行とキャラクターの変化が乗るともっと良くなると思う演奏でした。
自由曲にダンソン2番の選択は非常に好みでした。どこも選ばないラテンの選曲はとても良いと思います。
思わず腰を揺らすリズム、どこか哀愁を感じさせるメロディ、パワフルで人間味のある歌声、それらが一体となってほとばしるようなエネルギーを生み出すのが、ラテンの魅力だと思います。コンクールの演奏として作ると他のスタンダードな曲に負けてしまうのでもっとガッツリとエネルギーを出しても良いのかなと思いました。
コンクールの新たな可能性を見出す演奏に感謝です。


近畿大学
全体的にとても気迫のこもった演奏でした。
課題曲はアインザッツの不安定な箇所が所々あったのが非常に勿体なかったと感じました。
アーティキュレーションの変化によるメリハリがもう少し欲しかったです。
少し乱雑とした印象でしたので、縦と横の場面でそれぞれキャラの違いと発音の違いが欲しいと感じました。
自由曲は冒頭の入りとても良かったです。そして流石の近大、圧倒的なサウンドと気迫で圧を感じました。
例年の近大より全体を通して鳴りっぱなしだったかな?と思いました。いつもの良サウンドの塊が飽和しているというか、少し散らばっていると感じられたのが非常に勿体なかったです。
近代のサウンドは大学部門で一番心地良かったです。