逆の例を考えれば簡単だ。

自主公演の演奏会で8曲中3曲はカットをして演奏し、それを気づいた人が指摘。主催者は
「ホールを借りる時間が決まっていて20時には完全撤収しないといけなかったから、やむを得なかったんです」
と弁解した。さて、この「やむを得ない」は通用するのか。
答えは「通用しない。」
一種の時間制限はあるものの、演奏曲目や曲数は自分たちでどうにもできること。
単純に、6曲だけにすればよかったこと。
「どうしても曲目が絞れなくて。」
も通用しない。
コンクールと大きく違うのは、第三者による制限がないこと。
この場合は、カットをしないで演奏をすることが絶対であり、カットしたいのであれば権利者に承諾を得るべき事案だ。