24日午後8時25分ごろ、福岡市西区石丸4丁目のマンションの駐車場で「人が刺された」
と住人から110番通報があった。福岡県警によると、このマンションに住む
指定暴力団九州誠道会系の野村裕次幹部(42)が刃物のようなもので胸を刺され、
病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。県警は指定暴力団道仁会との
抗争事件とみている。

県警によると、男2人が野村幹部を刺し、走り去るのを住人が目撃したという。
一人は身長約180センチ、もう一人は約170センチで、2人とも黒っぽい服装だったという。
野村幹部を待ち伏せしていたとみられ、殺人容疑で行方を捜している。
別の住人によると、野村幹部は仲間とよく野球をしており、この日の朝も迎えの
ワンボックスカーで出かけたという。「組関係者とは知らなかった。組員風の男が
出入りするのも見たことがなく、近くでこんな事件が起きて驚いている」と話していた。

両団体をめぐっては先月以降、福岡県久留米市で道仁会系組員の車が銃撃されたり、
佐賀県伊万里市の病院駐車場で九州誠道会系組幹部らが銃撃され1人が死亡したり、
抗争とみられる事件が相次いでいる。

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