>>171
両替屋は江戸期から大名家から個人の経済状況の弱みを握るええ職種じゃったよ。
主人じゃ無うて現代じゃ奥さんのお内儀が対応する時も、気に入らん時にゃ、煙管をパンパン
叩いてのう、身分、権威をある人間を恫喝したりするけんのう。
貧乏な足軽下級武士なんか、半狂乱になって刀抜いて暴れて煙管一本であしらわれ
取り押えられる不様な姿も演じる結果になるわけで、借金の金を取る方も、命賭けて腹くくって
やりよんじゃが、借金しよるもんにも温情はあったよ。娘売らざるえん家族にも
娘を行儀見習い奉公されることで安易に人様の娘を女郎(売春婦)にするんは、避けたけぇのう。
wikiじゃのこがあなこたぁ載せんじゃろうし、後世のイメージ像投影の両替屋金融業を現代の感覚で
描く朝が来るわけじゃし(笑)、近代国家以前はヤクザと金融資本化の分離が充分に成されとらん
明治時代の金融業をカタギ一色に描いてもつまらんし、人様の借金をカスリして生きとる人間像を
単なる商人と区分せず、捏造ドラマで登場させても意味が無ぁし。
だいたい借金しよるもんは、借金しても開き直るわけじゃし、そこから銭取る人間の心理が
綺麗事の無ドラマじゃ全く無視されとるのう。そがぁな架空のお人好しの馬鹿が両替業者役でじゃ、
両替商の家が潰れるわいのう(笑)。
人様の懐をカスリ取ってシノグにゃあ、腹くくる度胸と精神が入るんじゃに。建前綺麗事のドラマじゃ
リアリズム全く無視製作じゃけぇのう。