第3局
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春。穏乃(桜田ひより)と憧(伊藤萌々香)は晴れて阿知賀女子学院に入学。
阿知賀に戻ってきた晴絵(南沢奈央)が顧問となり、阿知賀の新生・麻雀部は始動を開始する。
当面の目標はインターハイ出場。そのためには、この40年で一度しかインターハイ出場を逃していない名門、晩成高校を奈良県予選で破らなければならない。
予選まで、あと2か月。目標に向かい、玄(恒松祐里)や宥(渡邉幸愛)、灼(中山莉子)ら先輩たちとともに、彼女たちは連日のように麻雀に打ち込む。
しかし、穏乃は壁にぶつかっていた。仲間は皆上達しているのに、自分だけは晴絵に一度も勝てない。
打っても打っても、結果は同じだった。
一方、中学3年の夏までは晩成に進学しようと考えていた憧も道を見失いかけていた。
帰宅時に立ち寄ったコンビニで、晩成に進学して麻雀部に入った中学生時代の仲間と偶然、再会。
そこで言われたひと言が重くのしかかる――「仲良し麻雀がしたくて晩成から逃げた人には、絶対に負けない」
憧は気分転換にと、穏乃を連れて、子どもの頃の遊び場だった見晴らしの良い山に登る。
そこには誰よりも山を愛している穏乃の、スランプ脱出のためのヒントが隠されていた……。