http://www.nikkansports.com/general/news/201903030000945.html
元大関把瑠都が有力候補 エストニア総選挙
[2019年3月3日20時10分]

バルト3国のエストニアで3日、一院制議会(定数101)の総選挙が実施された。

同国出身で2013年に大相撲を引退した元大関把瑠都の
カイド・ホーベルソン氏(34)が中道左派の与党、中央党の有力候補として出馬。
同党と中道右派の最大野党、改革党が支持率で並ぶが、
いずれも単独過半数に届かない見通しで、連立交渉が鍵となる。

即日開票され、4日に大勢判明の見込み。
エストニアの政権は中央党など3党で構成される。

ホーベルソン氏は昨年エストニアに戻り、牧場や宿泊施設を経営。
農家出身で「当選したら農家の後継者問題など農業分野に取り組みたい」と話している。

関係者によると、同氏の知名度は高く、有力候補と位置付けられているという。

エストニアではIT産業が発達し、国外の企業誘致を促進するため税制を簡略化している。
選挙は税制改革が焦点で、世論調査では、中央党と改革党が20%台後半の支持率で競り合う。
EU懐疑派のポピュリズム政党、保守人民党も支持を広げている。

相撲界では元小結旭鷲山のバトバヤル氏が08年、母国モンゴルの総選挙で当選した。

(共同)