栄本部長は日本チーム外れる
 協会は伊調支援を約束
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180309-00145023-nksports-spo

日本レスリング協会は8日、都内で定例の理事会を開き、
国別対抗戦の女子ワールドカップ
(W杯=17、18日・高崎)日本チームから
栄和人強化本部長(57)を外すことを承認した。
伊調馨(33=ALSOK)を巡るパワハラ問題で
心身衰弱状態にあるためで、本人から辞退の申し出があった。
また、会見した馳浩副会長(56)は
協会として伊調への全面的なサポートを約束。
本人が望む環境を用意すると明言した。

 女子W杯は毎年行われる国別の対抗戦。
前年の世界選手権上位8カ国が参加するチーム戦で、
日本では4年ぶりに開催される。
監督は笹山秀雄氏だが、
栄本部長が指導する至学館高、大学の現役、OBが
日本代表メンバー20人中11人いて、不在の影響は大きい。
選手たちは師を欠いて4連覇に臨まなければならない。

馳副会長はパワハラ発覚に
「そんなことがあったのかという思い。
 この時期になぜ、という戸惑いしかない」と話し、
伊調については
「本人が話しやすい環境を作る。
 東京五輪に向けてこうしたい、というのがあれば全面的に支援する」
と約束した。
問題発覚直後に「パワハラはない」と全面否定した日本協会が、
少しずつだが動き始めた。