坂元裕二の脚本は神の手を恣意的に振りまわしすぎではないか。anoneを見てると、ほとんどドラマを動かす要素は「たまたま」を偽装する脚本家の傲慢な手つきに終始している。
偶然刑事がこけて証拠を見つける類の、筋を展開させる要因づくりが多すぎてはシラケるとは思わないのだろうか。浅慮にすぎる
エピソードづくりやダイアローグは近年稀に見る良いところも多いのに、筋書きの展開性に関しては興味ないのか強引であることに恥じる気配はないので、たまに興醒めしてしまい真剣に見る気が失せる。