失敗は半分“成功” 〜現代のモノづくり「ひとりメーカー」

失敗を繰り返し、先の見えない人生を送るヒロインがやがてたどりつくのは、失敗こそが新しい発明の母となるモノづくりの世界。3Dプリンタなどデジタル技術の進歩により、
今や個人でも「ひとりメーカー」として自由に試作と改良を重ね、大手には作れない製品の開発ができるようになりました。たくさん作ってたくさん売るだけではなく、誰でも自由にモノづくりができる時代が到来したのです。
ヒロインもまた、病身の母のためにそよ風のような扇風機を作り、全くの素人でありながら、家電業界に「新風」を巻き起こしていきます。

もう半分の自分 〜約半世紀ごしの恋

ヒロインは、大胆なひらめきとアイデアの持ち主。一方、同じ日に生まれた幼なじみは、真面目で理論派の技術者ですが、社交性に難ありの男性。二人は言わば、互いの半身でした。
それぞれ一度は別の人と結婚するものの、約半世紀に渡ってつかず離れずの微妙な距離で互いを見守り続け、やがて扇風機作りをきっかけに「ふたりメーカー」――公私共にパートナーとなっていきます。

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