「いつまでも白い羽根」というのはあくまでも象徴的なイメージなんだろうと思うが
原作小説で「いつまでも白い羽根」というテーマがいつどこで現れるのか、調べてみた。

遠野さんは原作小説でも最後に事故で死ぬのだが、その事故の前日に遠野さんが
瑠美あてに送ってきたメールの中に、以下のような文言がある。
「白は何色にも変わる。あなたはこのまま真っ白でいなさいよ」

ここで遠野さんが言いたかったことはおそらく「私はすっかり薄汚れてしまったけど、
あなただけはいつまでも真っ白なまま(=潔白)なままでいてね」
というような意味なんだろうけれど、主人公はその言葉を文字どおりには受け取らず、
卒業式当日の答辞の中で次のように解釈しなおしてみんなの前に提示する。