モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐は、ついに死者を出すまでに至った。
その犠牲は入間公平(高橋克典)の家族の崩壊を意味している。
真海が放つ復讐の火種は南条幸男(大倉忠義)と神楽清(新井浩文)の関係も絶ち、大炎上を招こうとしていた。
香港のタブロイド紙が、十数年前に失踪した有名俳優、ショーン・リーの家族が裏組織ヴァンパに殺害されたという新証言を掲載。
記事は真海が裏で手を回したものだが、幸男の弱点を探る神楽も食いつく。
その家族の失踪当時の付き人が幸男だったからだ。
もちろん幸男、そしてヴァンパも…。
バーで飲んでいた幸男は“あの時"を思い起こす。
ヴァンパに多額の借金をしていた幸男は、ショーンの家族の留守宅に組織を招き入れる。
宝飾品などを盗み出すことで借金をチャラにしようとしたのだ。
だが、そこにショーンたちが帰宅。
組織のメンバーは、夫婦を殴り倒す…。
幸男が気づくと両隣に男が座っていた。
ヴァンパが裏切り者を始末しに来たのだが、幸男は自宅に脅し文句が書かれたファックスが送られたことを男たちに話す。
すると最近、香港で過去の幸男のことを嗅ぎ回る人間がいたと教えられる。
神楽の秘書、牛山直紀(久保田悠来)だ。
男たちは牛山の動きを止めるよう幸男に命令する。
だが、事件の真相を知っている人間は幸男とヴァンパのメンバーだけではなかった。
それは、両親を目の前で殺害されたショーンの娘で…。