◆第6話あらすじ

昭和20年春。呉にも空襲がやってきた。北條家に被害はなかったが、
戦争の陰が日に日に濃くなっていく。

そんなある日、北條家ではこんなご時勢だからと花見が企画される。
その花見は幸子(伊藤沙莉)に周作(松坂桃李)の同僚・成瀬(篠原篤)を紹介するという重大な会でもあった。

一行が公園に向かうと大勢の市民が桜を楽しんでいる。いつ空襲に遭うかわからない非常時だが、
考えることは一緒らしい。サン(伊藤蘭)や径子(尾野真千子)は満開の桜に心が和む。

しかし、すず(松本穂香)は人ごみの中にリン(二階堂ふみ)を見つけてしまい、逆に心乱れる。
初対面の幸子と成瀬を皆で盛りたてる中、すずは家族の輪から離れリンと接触する。

お互いに言いたいことはあるのだが、すずとリンの会話は噛み合わない。
しかし、すずはリンに全てを見透かされている気がして…。

花見からしばらく経ったある日、ラジオから工場が爆撃されたというニュースが。
その工場には円太郎(田口トモロヲ)が勤めている。被害は軽微だと報道されているが、
帰宅した周作は職場で壊滅的だと聞いたという。

さらに、文官だった周作が武官になることになり、
教練のため三ヶ月ほど家に帰れないという。突然の報告にすずは絶句する。