律「鈴愛、アレってホント?
 晴おばちゃんに『13社続けて落ちたんは
 あんたが履歴書にバカ正直に耳のこと書くからだ』
 って言われた時に
 『私は何で落ちるかわかってた。
 でも嘘ついて受かるのは嫌だ…』」
菜「鈴愛かっけぇ!」
龍「へ〜!」
鈴「あれ、嘘や」
龍「えっ!?」
鈴「口から出まかせ。あの時に思いついて言った」
菜「えっ!?」
鈴「まさか耳のことで落とされるとは気付かなんだ」
律「だよなぁ!」
鈴「ん?」
律「うちの母ちゃんの話によると
 晴おばちゃんはその鈴愛の勇気に感動して
 上京を許したということだったが
 鈴愛がそんなことを思うわけがない、と、俺は思った」