忙しい女の日常を追うエピソード集は、退屈……。
ダラダラとした会話劇に刺激がなくなってくるからだ。

主人公が仕事に疲れ、クライマックスに松田龍平と一線を越えられない勇気の無さ(?)、つまり女の孤独感は、まあまあ良かった。
そこから「獣になれない〜」というタイトルの意味も、なるほどと思った。

しかしラストでイメチェンするのは良くなかった。
それをやるなら、最初からやれよと。
社内で浮いていて飛んでる女に見せかけているけど、実は度胸なしだったとか、そういうほうがまだ退屈しない。

脚本家は「重版出来」と「逃げ恥」が良かっただけに期待していたんだけど、ちょっとスランプ気味なのかな?
まとまってない状態の企画とシナリオで強引にクランクインした感がしてしまう。

今後の改善を期待したい。