何年か前にみずほ銀行の調査部が出したスーパー業界の過去現在未来についてのレポートが有って、スーパー業界の極一部で良くできてると評判になった

人口減、超高齢化は商圏内の胃袋の縮小で
買上点数減となる
年金生活者と非正規労働者の増加は買上単価の減
高齢化によるモビリティの低下は商圏の縮小と客数減を意味する
まあそんな内容

つまりスーパーの今後は至って厳しい
モールは30キロに1店位しか生き残れないだろうから、競合に負けたモールは廃墟化
昔の3階建て以上のスーパーは既にもう軒並み潰れてる
今後は国道沿いの食品スーパーがヤバくなる
一挙に100店舗単位で赤字店が増えたらもう手も足も出なくなる
都市部の150坪位の店が逆に生き残れるかもよというもの

だから都市部の店は今の内に建て替えて、未活用の空中を使うべし
店を建て替えてマンションにして、その1階部分に入店しろと書いてあった
ついでに必ずテナントも入れることともあった

デベロッパーへの土地の売却、または借地権の転売で、ただ同然で老朽化した店を建て替えできる
広すぎて非効率な売場面積はこの際ダウンサイジングできる
どうせ広すぎる店は年寄りは歩けないから無駄
逆に今まで狭かった繁盛店は面積拡大ができるチャンス
テナントも入れたらその家賃収入でスーパーが儲からなくても店の経営は成り立つ

国道沿いの駐車場広い店は今は儲かってるけど、年寄りが車に乗らなくなってくるから地方の人口減とコンボで一気に赤字化するから都市部の店舗を早くこうしろ
それでスーパーの営業も雇用も維持できる
そういう内容
当たってると思う

だからファンドの全店閉鎖とは極端なテレビ用の話だけど、ほんの少しだけ正しい

マルオーはこれからが厳しい
店長達が提案するような地道なことも大事だけども、このようなことにも取り組んで行くしかない

さらにいずれ新社長の下で大手のグループ傘下入りも考えないとならなくなるかも知れない

店舗の固定費をどう引き下げるかだけでなく
仕入原価を引き下げるために、大手グループ入りしてメーカーや卸との取引条件を抜本的に改善するしかない

スーパーは結局これが一番