脚本家・北川悦吏子が明かす「半分、青い。」の過酷な執筆作業
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1月18日に放送された「アナザースカイ」(日本テレビ系)に脚本家の北川悦吏子氏がゲスト出演、連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合)の裏話を明かした。
昨年、「半分、青い。」の脚本を書き終えた北川氏は「もう二度と書きたくない(笑)。すっごい大変だった。想像を絶する大変さ」と苦笑。
同作では156話分の脚本を書き上げたが、各話15分のストーリーを3日に1本のペースで仕上げるという生活を1年半続けたという。
「半分、青い。」で永野芽郁が演じたヒロイン・鈴愛は、子どもの頃に左耳の聴覚を失ったという設定だが、北川氏自身も2012年に左耳を失聴している。

「傘さしてみたら右側しか聞こえない」などの自身の体験が、ドラマのベースになっていることを明かした北川氏。
このエピソードを聞いMCの今田耕司は「スゴいっすね…芸人みたいな考え方ですね」と驚嘆。北川氏も笑いながら「ちょっともう人間として壊れてますよね」と応じていた。
放送終了後のSNS上には「主人公と同じように失聴してたこと初めて知ってビックリ」「ドラマの中に出てきた『鈴愛の左側はいつだって晴れやね』っていうセリフ、実体験だったのか」といったコメントが寄せられていた。
次回の「アナザースカイ」は1月25日(金)放送。古市憲寿氏がゲスト出演する予定。
二度の入院を挟みながら「半分、青い。」の仕事を終えた今、北川氏は「絶対にこれを糧にしないとダメだな」「あんなつらいことをやったんだから、もっと良くなんないと。もっと良いものを書けるようになってるはずだ」と、自身を鼓舞するかのように語った。